狭山市のことをもっと知ろう
―学んだことをそのきっかけに―
日 時:3月9日(水)13:30~15:30
会 場:オンライン 元気プラザパソコンルーム
講 師:特に無し
受講生:出席10名(欠席1名)
特別出席者:荒井主幹(協働自治推進課)、川口彰久
「入間川の四季」VTR観賞
狭山ビデオクラブの熊谷博さん作成(2016版)のビデオにより、入間川の四季を懐かしい音楽と共に振り返りました。
ブレイクルームによるグループワーキング
「より魅力的な狭山をめざして」をテーマに、①史跡文化財・施設グループ、②川のグループ、③特産品グループに分かれて話し合いました。内容は大きく2つ。1つ目は、「市民大学の今回の講座(Zoom授業)について」、2つ目は「魅力ある狭山をめざして出来ること」です。グループワーク後の各グループからは、以下のような意見の発表がありました。
《市民大学講座、Zoom授業について》
・最初は入りにくかったが、次第に慣れてきた。
・講座の内容については良かったと思う。
・お茶の淹れ方はためになった。狭山には狭山道(きょうさんどう)という煎茶道が継承されているはずだ。
・従来、狭山市は寝る場所であったが、今回の受講により多少とも狭山市を知る機会を得た。
・さといもコロッケは現在「アグレッシュげんき村」にあります。(高塚さんより)
・講座を修了するにあたって、なにか記録を残すようにしてはどうか。
《魅力ある狭山をめざして》
・狭山市には縄文時代からの史跡等がたくさんあるが、市としてあまり取り上げてもらえない。後世に引き継ぐため、活かすこと、残すことが大事だと思う。
・赤間川についてはイマイチ認知度が低い。農業用水として使われていることを小学校の教材に入れてもらうと良い。狭山市を挟む入間市、川越市は川岸が整備され市民に親しまれる場所になっている。皆に知ってもらい、生活に潤いを持たせるための行動を起こしたい。
・山川水車が再生されると良い。用水路の大事さを訴えられる。
・狭山茶のペットボトルを販売している所が少ない。市としてもっと広められないのか。
・狭山茶も里芋も、生産することと広めることを分業でやっていくと良い。また、狭山市だけで考えるのではなく、入間地区全体で盛り上げていくというような考え方が必要ではないか。
・狭山らしい食文化を考えたい。栄養価の高い里芋を使った「さやま汁(レシピあり)」もある。さといもコロッケも一時あちこちで販売されていたが、今は見かけない。いかに定着させるかが重要である。
講評(小山学長)
文化財グループでは、歴史には浪漫があるという話をされていた。その浪漫(背景)を知りたいと思います。例えば、中央児童館のプラネタリウムは埼玉で初めて作られましたが、何故それが狭山だったのか、そういう背景が分かればプラネタリウムを訪ねたくなります。そういう浪漫を皆で育てていくことが必要ではないでしょうか。川のグループでは水車が話題になっていました。本物の水車をどこかに置いて、水が欠かせない物だったという実感に結びつける必要があります。そういう昔の面影を作ることも課題です。特産品グループでは、何故さといもコロッケがなくなってしまったのかということが話題になりました。里芋グランプリというイベントから生まれましたが、イベント商材としてしか認識していないのでは広まっていきません。生活に定着させることが大事です。日常生活の中に狭山の魅力を埋め込んでいきたいものです。
修了証授与(オンライン式による代表者様へ)
Zoom画面の中の小山学長の読み上げる修了証を、それぞれの画面の中の受講生が聞きました。その後、プラザのパソコンルームで、学長代理のリーダー村田が受講生代表花形直平様に修了証を手渡して、証書授与が終了しました。受講生の皆さんの拍手と、ちょっとテレた花形さんの笑顔が印象的でした。
その後スタッフからのお礼の言葉と共に、講座は終了しました。講座全体を通じて、受講生の「狭山が大好き」の印象を強く持ちました。それだけに市民大学として、それに応えられるような内容の充実の必要性を感じました。Zoom授業では、受講生同士のコミニュケーションを取りにくい面があります。授業が始まる前にフリートーキングタイムを取るなど、内容を更に検討する必要があるかと思いました。