★開催日時: 平成 30年 10月 27日(金)9:30〜12:00
★場 所: 狭山元気プラザ B棟2階 教室 2
★担当講師: 狭山市柏原学校給食センター 所長 宮野 由紀
★講座スタッフ: 講座リーダー:草野 喜実勝 スタッフ: 綱島 佐智子、有賀 富士子、松瀬 陽子
★講座のテーマ:
◎ 第一部:「伝えたい、私にとっての大切な郷土の食材と料理(グループワーク)
*出席した受講生を3つのグループに分け、一人づつファシリテーターが加わり、それぞれが自己紹介として「伝えたい、私にとっての大切な郷土の食材と料理」について一人各3分程度で話をして貰った。
*殆どの受講生は自分の出身地(故郷)で過ごした子供時代、青春時代の思い出の食事(料理)を楽しそうに話していました。
*60歳代後半の皆さんは矢張り終戦直後の食糧難時代に限られた食材で母親が作ってくれた、決して美味しいとは言えない、料理とも云えない“食べ物”を思い出し、懐かしそうに話しているのが印象的であった。(斯く言う私(草野)も“戦中派”の一人として食べ物に苦労したことを思い出していました。)
第二部:「さやまの「食」と「健康」の現状~宮野由紀コーディネーター
★第2次健康日本狭山市計画・第3次狭山市食育推進計画から
1.健康状況
1)平成26年 狭山市の健康寿命
平均寿命 65歳平均余命 65歳健康寿命
男性 女性 男性 女性 男性 女性
狭山市 80.65 86.34 19.12 23.70 17.40 20.20
(県内)(8位)(14位) (9位) (12位)
埼玉県 80.00 86.13 18.72 23.51 16.96 19.84
2)狭山市の人口と高齢化率の推移(グラフ省略
3)介護度別認定者数及び認定率の推移(グラフ省略)
4)一人当たり医療費の推移(グラフ省略)
5)介護・介助となった原因疾患
6)H.27年度 狭山市の国民健康保険の疾病分類の医療費(表は省略)
7)H.27年度 狭山市の後期高齢者医療費の疾病分類の医療費(表は省略)
2.食生活の現状~18歳以上の市民
1) 朝食を食べる頻度 (グラフ省略)
2) 主食、主菜、副菜の揃った食事を食べる頻度(グラフ省略)
3) 1日に食べる野菜料理の量(野菜350g以上)
4) 家族や友人と楽しく食事をする頻度(グラフ省略)
5) 地元農産物を食べる頻度(グラフ省略)
6) 子どもたちや次の世代に伝えたいと思う家庭料理が有るか? 7) お茶を飲んでいるか
3.食生活の状況~小学校5年生(H.27年12月調査)
食生活の状況~3歳児(H.27年度調査):1日3食規則正しく食べているか
はい:93.8% いいえ:5.2%
*食事で心配している内容:偏食=42.7%、むら食い=41.3%、時間が掛かる
=26.7%
*1日に飲む飲み物の量(グラフ省略)
*お腹がすいているか分からない、は「食」の心配も多い
★狭山市第2次食育推進経経計画
<取り組み(1):食事づくり力を高め、健康な食生活を営みます。
◎取り組みの方向性:健康な食生活は心と体をつくるための基礎となります。
大人も子供も空腹と満腹のある生活のリズムの中で、「主食・主菜・副菜」
をバランス良く取り合わせた食事が実践できる「食事作り力」を高めましょう。
<取り組み(2):食を通じて家族や地域のつながりを深め、豊かな心を育くみ
ます。
◎取り組みの方向性:家族や友人と楽しい食事をすることは、人と人との絆を深め、豊かな心を育みます。
誰かと一緒に食べる食事は、一人で食べる食事より栄養のバランスも良く
なります。
<取り組み(3):食の生産・循環と食の文化を拡大します。
◎取り組みの方向性:地域の農産物の「生産に触れること、食べることは
は、食べ物の生産、消費、廃棄、再利用などの循環を理解し、食べ物への
感謝の出発点です。日常の生活や活動で地産地消をすすめ、家庭や地域の
食文化を大切にしていきましょう。 以上
<受講生の意見・感想>
*今回は、振り返りシートに代わり、次回までの”宿題”を出し、次回回収することになった。
<講座リーダーのコメント> 草野 喜実勝
*講座の内容を一部入れ替えて、講座のコーディネーター、宮野由紀さんご自身が担当する講座となった。
*前回(第一回)で十分に時間が取れなかった「自己紹介」とそれぞれが忘れられない料理
それにまつわる思い出話を冒頭の約1時間、3つのグループに分かれて行った。
*受講生の皆さんも思い出話も交えて、自分の故郷の食材、料理について時間の過ぎるのも
忘れて熱っぽく、楽しそうに話していました。
*後半の「狭山市の食育計画」はかなり具体的にさやま市民の食生活についての実態調査を中心に「食べることの大切さ」を具体的に数値で表されていて、とても参考になった