☆開催日 :平成30年12月22日(土) 時間 9:30〜12:00
☆場 所: 狭山元気プラザ 大会議室、調理実習室
☆担当講師:NPO法人食生態学実践フォーラム 理事 高橋 千恵子氏
☆講座スタッフ :コーディネーター:宮野 由紀 講座リー ダー:草野 喜実勝
:スタッフ: 綱島 佐智子、有賀 富士子、松瀬 陽子
☆講座のテーマ:「一人一人にぴったりの食事ってどんなこと?」
~「いつもの食事」簡単チェックもプランも、超簡単「3・1・2弁当箱法」で!?」1) 1) 自分に“ぴったり”の食事とは? *心にぴったり *からだにぴったり *毎日のくらしにぴったり
*地域や環境にぴったり
2)「3・1・2弁当箱法」を活用すると、簡単に作れる、確認できる。
*「3・1・2弁当箱法」のルールとは?
☆ルール①食べる人にとって、ぴったりサイズの弁当箱を選ぶ
〇必要なエネルギー量を確認する:年齢別に1食で摂るべきエネルギー量
(Kcal)≒食事の分量(ml)であることが分かっている。
〇自分に合ったサイズの弁当箱を探す:1日の総エネルギー量の1/3を1食の適量とし、そのエネルギー量と 同じサイズの弁当箱を探す。(600Kcalの場合は600mlの弁当箱)
☆ルール②動かないようにしっかりと詰める。(隙間を作らない、盛り上がるまでは入れない)
☆ルール③主食3・主菜1・副菜2の割合に料理を詰める。
・主食=食事の中心になる料理(米や小麦粉などのエネルギー源)
・主催=食事の中心になる料理(肉、魚、卵、大豆などたんぱく質、糖質)
・副菜=食事全体の質を高める料理(緑黄色野菜、芋類、キノコ類などビタミン、ミネラル、食物繊維などを含む)
☆同じ調理法の料理(特に油脂を多く使った料理)は1品だけ:
油脂を多く使った料理は量以上にエネルギーが多いので注意が必要
☆全体をおいしそう!に仕上げる:最後に出来上がったお弁当箱の「全体評価」をする。
3)コンビニ弁当の詰め替え実習と試食
*受講生全員が持参したコンビニ弁当を自分の食べる量に応じて選んだ400ml、500ml、600ml、700mlが入る弁当箱に詰め替える実習を行った。
*殆どの弁当が主食が多く、副菜は極端に少ないので、スタッフが事前に調理した副菜(里芋、人参、タケノコなどの煮物、キノコと春菊の煮物など)を副菜の不足分の隙間に詰めて、実際に「3・1・2弁当」を作った。
*出来上がりを高橋千恵子先生に「全体評価」して頂き、その後全員が自分で作った「3・1・2弁当」を試食した。
*殆どの受講生は、買ってきたコンビニ弁当の「主菜」よりも、スタッフが作った「副菜」の方が美味しいと感じたのではないだろうか。
<受講生の意見・感想 >
*今回「振り返りシート」は次回提出ということで受講生の感想はありません。
<講座リーダーのコメント(記入者)>草野 喜実勝
*コンビニ弁当が如何にバランスが悪いものが多いのか、少なくとも「3・1・2弁当」には程遠いものであることが良く分かったと同時に、コンビニ弁当の購入客の健康が心配なってきたというのが今回の講座を終えての感想である。
*ただし、1食だけで判断するのではなく、1日3食合計のカロリー(エネルギー)合計が大事なのであって、更には長い期間を通じて「主食3・主菜1・副菜2」のバランスと総カロリー数の管理が大事であるとの結論に少し安心した。
*今回の実習は子育て中の若いお母さんたちにこそ体験して欲しい内容であったかもしれない。と言うのも多くの受講生が自分が若いころ作っていたお弁当について反省?していたのが微笑ましかった。