開催日 :平成 30年 11月 10日(金) 時間 9:30〜12:00
場 所: 狭山元気プラザ B棟2階 調理実習室
担当講師:料理研究家 土田丹智子
講座スタッフ: 講座リーダー:草野 喜実勝 スタッフ: 綱島 佐智子、有賀 富士子、松瀬 陽子
講座のテーマ: 第一部:狭山野菜で料理を作ろう
1)筑前煮:材料=鶏モモ肉、乾しシイタケ、里芋、ニンジン、蓮根、ごぼう、こんにゃく、絹さや
:作り方=(省略)
2)常夜鍋:豚バラうす切肉、ほうれん草、長ネギ、つけダレ
作り方=(省略)
3)*受講生17名を3つのグループに分け、初めに「筑前煮」の作り方を土田先生の実演を見た後、各グループ毎に作り始め、約1時間ほどで全グループが完成した。
*その後同じく「常夜鍋」のついても土田先生の実演を見た後グループ毎に作り、30分ほどで全グループは完成した。
*ふたつの料理が完成した後、調理器具を片付け、楽しい試食タイムに入った。
第二部:「和食と作法(決まりごと)」〜土田丹智子先生
1. 和食の文化:日本料理の基本=陰陽五行設で構成されている。
★陰陽五行(五味、五色、五法)
*味:辛、酸、苦、甘、塩辛い
*色:赤、黄、青、白、黒
*季節:夏、土用、春、秋、冬
*調理法:生、焼、煮、蒸、揚
★和食の思想:
*一物全体:ひとつのものを丸ごと食べること
*身土不二:土地で育ったものを食べる事
*陰:月、川、左、角、深
*陽:太陽、海、右、丸、浅
★箸の文化
*弥生時代の末期、中国から伝来する。祭詞や儀式用に使用される。
奈良時代から「箸食」が普及し始め、日本特有の箸文化が形成される。
平安初期までは、中国式の「箸と匙」を使っていたが、中期には二本一組
のみの食事作法となる。
*箸のみの食事作法は日本だけ。また横にセットするのも日本だけで、これ
は結界を意味し、仏道修行の妨げになるものは一切入れない区域をさす。
★箸の種類:食事用=利休箸、天削箸、丸箸、角箸
第一部:狭山野菜で料理を作ろう
1)筑前煮:材料=鶏モモ肉、乾しシイタケ、里芋、ニンジン、蓮根、ごぼう、こんにゃく、絹さや
:作り方=(省略)
2)常夜鍋:豚バラうす切肉、ほうれん草、長ネギ、つけダレ
作り方=(省略)
3)*受講生17名を3つのグループに分け、初めに「筑前煮」の作り方を土田先生の実演を見た後、各グループ毎に作り始め、約1時間ほどで全グループが完成した。
*その後同じく「常夜鍋」のついても土田先生の実演を見た後グループ毎に作り、30分ほどで全グループは完成した。
*ふたつの料理が完成した後、調理器具を片付け、楽しい試食タイムに入った。
第二部:「和食と作法(決まりごと)」〜土田丹智子先生
1. 和食の文化:日本料理の基本=陰陽五行設で構成されている。
★陰陽五行(五味、五色、五法)
*味:辛、酸、苦、甘、塩辛い
*色:赤、黄、青、白、黒
*季節:夏、土用、春、秋、冬
*調理法:生、焼、煮、蒸、揚
★和食の思想:
*一物全体:ひとつのものを丸ごと食べること
*身土不二:土地で育ったものを食べる事
*陰:月、川、左、角、深
*陽:太陽、海、右、丸、浅
★箸の文化
*弥生時代の末期、中国から伝来する。祭詞や儀式用に使用される。
奈良時代から「箸食」が普及し始め、日本特有の箸文化が形成される。
平安初期までは、中国式の「箸と匙」を使っていたが、中期には二本一組
のみの食事作法となる。
*箸のみの食事作法は日本だけ。また横にセットするのも日本だけで、これ
は結界を意味し、仏道修行の妨げになるものは一切入れない区域をさす。
★箸の種類:食事用=利休箸、天削箸、丸箸、角箸
★箸のタブー:寄せ箸、刺し箸、迷い箸、涙箸、ねぶり箸、さぐり箸、渡し
箸、握り箸、人指し箸、せせり箸、箸移し、など。
2.お辞儀:日本では礼に始まり,礼に終わる
*相手に対する敬意を表す所作「私はあなたの敵ではありません」ということを示す。
*相手に自分の手が見えるように身体の前で組み、深々と頭を下げるのは危害を及ぼすものは持っていません。首の後ろを見せ、命を差し出すという意味。
*草=15度 日常の挨拶 軽いお辞儀
*行=30度 お出迎え
*真=45度 お礼、謝罪、お見送り
3.日本の四季
*二十四節気
太陽の動きに合わせて1年を24等分したもの
春(2月から4月)
夏(5月から7月)
秋(8月から10月)
冬(11月から1月)
*五節句:もとは中国から伝わった風習
江戸時代、幕府が公的な祝日として法制化した五つの祝日、行事をいう。
・人日(じんじつ)の節句・・・1月7日
・上巳(じょうし)の節句・・・3月3日
・端午(たんご)の節句・・・5月5日
・七夕(たなばた)の節句・・・7月7日
・重陽(ちょうよう)の節句・・・9月9日
以上
<受講生の意見・感想>
*お野菜を捨てることなく活用し、栄養や美味しさも兼ね備えていて感激しました。
*日本の食文化もそらないことばかりで、大変面白くもっと話を聞きたいと思った。
*実際に野菜を使っての料理。実際に行うととても勉強になった。
*野菜を全て使用する事は無駄が無く栄養的にも経済的にも素晴らしいと思う。
*ニンジンなど、皮を使って新しい一品を作る等面白いと思う。
*お茶殻の佃煮風はとても美味しかったです。
*地元の野菜を極力使いたいと思います。
*サラダゴボウを狭山でも作っていることを知らなかったので、今度気を付けてみたいと思います。
*勉強になりました。季節感を大切にしたいと思いました。
*和食の文化でも知らないことばかりで、今日教えて頂いたことはとても役に立った。
*食事中の話(和食の作法)は初めて聞くことばかり。最高!ありがとうございました。
*筑前煮のちょっとしたマメ知識が勉強になりました。
*常夜鍋のタレが美味しかった。
*地産地消で地元野菜を使うのはとてもいいことだと思います。
<講座リーダーのコメント(記入者)>草野 喜実勝
*調理実習ということで、スタッフ全員で食材の調達、当日の下ごしらえなどてんてこ舞いの忙しさだったが、調理実習で受講生が楽しそうにワイワイ相談しながら一生懸命調理している姿を見て、疲れも吹っ飛ぶ感じであった。
*受講生の皆さんが殆ど主婦なので、「筑前煮」とか当然作り慣れているのでは?
と心配したが、土田先生の細かい指導ぶりに知らなかったことが沢山あったようで、流石プロだなと感心しました。
*後半の「和食の作法」はレジュメの中のほんの一部しか聞く時間が無くなり、
ちょっと残念であった。