初冬の所沢キャンパス風景「織田幹雄記念陸上競技場」
講座実施報告
12月10日(土)講座報告「トップアスリートの秘密」講師:早稲田大学 彼末一之教授
・運動神経が良い人とは
3人称のイメージを1人称のイメージに一致させる人。優れた運動イメージは大切である。運動学習によってイメージも確立する。
・トップアスリートの生まれる要因。
トップアスリートは「生まれつき」で説明できる競技は少ない。環境は重要、親の影響、英才教育など。競技レベルの上達はハードトレーニング・忍耐力・モチベーションが重要。
・嫌いな人でも好きなスポーツならやる。
・好きになるにはある程度のレベル到達が不可欠→最初は指導者が必要。
・トレーニング・学習に「遅い」は無い。
高齢者でも運動学習(新しいスポーツ)やトレーニング(持久力、筋トレ)は可能→できればコーチにつき、正しい運動と怪我の予防→楽しい、何でも同じ(スポーツ・学問・芸術・技術……)
・生まれや素質→これだけでは決まらない。
・環境→親は選べないが指導者(コーチ)は選べる。訓練(練習)が一番大事。
(彼末教授著作 いきがい講座講義資料より引用)
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1.イメージトレーニングとはよく聞きますが、具体的にまた確かだという事が分かって良かった。生活の中でも「イメージ」が大事だと思いました。
2.昔から科学の授業は苦手でしたが、彼末先生のお話は意欲的に聞くことが出来ました。また 講義がとても楽しかったです。スポーツ+科学に出逢っていたら、私の人生も違っていたのかな? スポーツのみに限らず良い指導者が増えることを期待します。
3.イメージどおりに体が動かず……これは遺伝かなと思っていました。しかし指導者によって大きく育つという事がわかり、また 運動と脳は深いつながりあるとわかり、イメージの大切さがわかりました。楽しい授業でした!
4.トップアスリートの秘密。パフォーマンスと科学するとBrainがすごい。運動のイメージは、3人称が重要で、ある程度の運動できないと不可能だ…etc。聞くことが楽しく分かりやすく……目からウロコ!でした。素晴らしい指導者の話が聞けてHappyでした。もっと若い時に聞いていれば……。too Late!
★ 彼末教授よりコメント
決してToo lateではありません。嬉しいことに、新しい運動の習得も筋トレもいくつになっても効果があることが知られています。できれば良い指導者を見つけて・・・、頑張ってください。Good luck!
5.面白い授業をありがとうございました。体育は一番嫌いな授業でした。指導者に恵まれ、自分も努力していたら、あれ程嫌いにならなかったでしょうに……。
6.脳とスポーツ、つながっている事が分かった。東京オリンピックへ向けて、トップアスリートの育成に役立てて欲しい。子ども達への関わりをもっと増やし将来を明るくしてもらいたい。
7.楽しい授業ありがとうございました。先生とのやり取りがあって良かったです。自分の孫世代には良い環境を作ってあげたいと思います。
8.運動が上達するには遺伝子の影響というよりも環境が影響する。良い指導者のもとで訓練することが大切である! と、よく分かりました。
9.質問になりますが、小学生の走り方講習で聞いていない生徒、うなずいている生徒で、実際は理解できていて、その通り走っていると思っている生徒もいるのでは? その様な生徒には正しい走り方を再度教えたりされますか。
★ 彼末教授よりコメント
説明だけで納得させるのは難しいです。ビデオを見せたりして、自分の「イメージ」と「実際」がいかにずれているかを認識させることが大切です。
10. おもしろい授業でした。好循環がモチベーションにつながるということはよく分かりました。
ex スキー ⇒ トレーニング ⇒ 上達 ⇒ スキースクールで教える ⇒ スキーの一級を取る。
11. 日々TVなどで、アスリートという人達の活躍を見ているが、そのアスリートになる為にはその陰で色々な大切な要素をクリヤーした結果の姿であることを理論的に知る事ができた。是非今後実践していきたい事として「快」に近づき「不快」から遠ざかる様な生活を目指したいと思う。