講座実施報告
2月4日(土)講座報告「軟骨の摩耗・変性と変形性関節症・骨密度の減少と骨粗鬆症」
講師:早稲田大学 鳥居 俊准教授
1. 中高年における健康問題
・メタボリックシンドローム…生活習慣病
・ロコモティブシンドローム…加齢による運動器の障害による機能低下
2. 加齢によって生じる運動器の変化
・変形性関節症、変形性脊椎症、
・骨の脆弱化⇒骨粗鬆症
・筋や腱の脆弱化⇒腱の断裂、筋力の低下
3. 軟骨とは…水分に富む基質を有し衝撃緩衝や分散を行う組織で、硝子軟骨、線維軟骨、弾性軟骨に分類できる。
4. 変形性関節症とは…関節軟骨が変性、摩耗した状態で動きが悪くなり、痛みや変形による機能障害が起きる ⇒ 変形性膝関節症・変形性股関節症
5. 変形性膝関節症の治療には、①薬物療法、②手術療法、③運動療法があり、症状が初期なら運動療法、進行期は薬物・手術で、末期では手術療法で。
6.骨粗鬆症…骨の量や質の低下により骨強度が低下し、脆弱性骨折を生じる危険が高くなった状態。
・その治療法は、薬物療法(骨の減少を食い止める)、運動療法(骨の強度維持し転倒防止)などがあるが、若い年代からの予防・発育期の骨の蓄積を高める働きかけが必要である。(鳥居准教授のテキスト・講義録より)
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1. 運動については、同年輩では比較的多い方だと思っているが、ロコモティブ症候群の話など聞くと、これを継続することの大切さが判った。
2. 40歳代で正座をすると痛みがありましたが、椅子の生活で特に痛みを感じず過ごしてきました。今はもう正座が出来ません、早い時期から運動や食事に気をつけるべきだったと反省しています。
3. 運動がいかに人生において大切か理解しました。重い物を引っぱったり、持ち上げたりいつまでも続けられる様にしたいと思います。(仕事)単なる労働でなく自分自身の為にあらゆる面でなっていて嬉しいです。暇な時には運動も始めようと思います。ありがとうございました。
4. 変形性膝関節症になったので、有意義な講義であった。筋力量を増加して今後も水中ウォーキングを続けていきたいと思います。
5. 今日の講義、軟骨の摩耗、変形性関節症等大変勉強になりました。また、自身の骨密度測定結果を知ることができ大変良かったです。これらのことを参考にしながら日頃の運動に役立てていきたいと思います。ありがとうございました。
6. 今回、骨粗鬆症に関する骨の問題、自分に当てて考え大変勉強になりました。骨密度を高める運動についても説明受けることが出来、今後の生活に生かしていきたいと思います。
7. 7年程前に雪の上で転倒、左手首を骨折その時に骨粗鬆症であることがわかりました。薬は2年前まで飲み続け数値がよくなったので今は服用していません。3年前に車の運転を止めたこと、畑仕事でシャベルで土を掘り返す時間を多くしたことが、足の筋肉をつける働きをしてくれたのではないかと、先生の話から思いました。
8. 運動を生涯続ける大切さを改めて教えていただきました、ありがとうございます。ロコモにならない為、足の筋肉をきたえる事を続けたいと思いました。鳥居先生の授業1回で残念でした。
9. 10年位前から変形性膝関節症といわれ、今日の授業を楽しみにしておりました。また、骨密度の測定も、昨年骨粗鬆症といわれ薬を飲むように言われました。今回の検査の結果で薬を飲もうと思っていたので数値を確認して安心しました。飲まなくてよかったです。とてもためになる授業でした。
10. 身体のことは色々な面で気になっていました。骨・筋力等のことが少し知ることができました。
11. 何とかスレスレでセーフの骨密度でした。若い頃から殆んど運動なしの生活でしたので、これから少しでも運動をして行きたいと思います。