所沢キャンパスの野球場の最上段観客席で練習や試合を見守る1本のヨシノシダレザクラと、球場を囲む雑木林のなかのシラカシ。
淡紅色一重咲きの花を沢山つける姿は見ごたえあり。
(関紀文撮影)
ブナ科の常緑樹、主に関東地方に多く、防風林や木刀の材料に使われる。どんぐりの実が成る。(関紀文撮影)
講座実施報告
5月14日(土)「少子高齢社会の諸問題」①少子高齢化と人口減少
講師:日本学術会議上席学術調査員 辻 明子先生
5月21日(土)「少子高齢社会の諸問題」②人口高齢化と経済生活
講師:日本学術会議上席学術調査員 辻 明子先生
5月14日(土)講座報告「少子高齢社会の諸問題」① 少子高齢化と人口減少
講師:日本学術会議上席学術調査員 辻 明子先生
1.日本の人口の現状と推移、最新の国勢調査から 2050年総人口9700万、65歳以上38.8%
2.合計特殊出生率の推移 1人の女性が15~49歳までに産む数)人口を維持できる出生率=2.1人 現状1.42人
3.人口減少、少子高齢化の影響 日本経済の縮小と社会保障の維持困難。地域経済社会の悪循環。
4.平均寿命の推移 2014年厚労省調査 男80.5歳、女86.8歳
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1. 人口減、高齢化、少子の時代がそこまで来ていることは理解できるが、自分として具体的にどう取り組むべきか、答えが見つからない。50年働き、年金生活15年余、孫もあり、とりあえずは不自由なく生活しているが、何となく長生きしすぎたかなと思う。
2. 少子高齢化の現実がより理解できました。次回の授業に期待しています。18歳の孫の世代にもこのような内容の授業が必要と感じた。
3. 高齢化率、人口ピラミットを見て長生きするのも喜んでいられない時代になったのだと思います。まさに第1次ベビーブーム時代に生まれた私たちは時代の流行をつくり、楽しいことも多かったですが、これからの生き様を考えなくてはと深く思いました。まして90歳まで生きられるそうですから。健康寿命を長くして周りの人たちに迷惑をかけない様にしたいと思います。
4. 男性と女性の生存率の違いは何かな~と不思議です。
5. 人口減少~世帯人数の減少~高齢化進行による生産年齢の減少~出生率の低下など将来社会保障制度の維持が困難との事。将来の日本はどうなるのか、大変考えさせられた講義でした。
6. ロンドン市長にイスラム教の人が選ばれたニュースで、ロンドンには白人よりも非白人のの方が多いことを知りました。日本も人口減を嘆くよりは積極的に移民を受け入れることを考えた方がいいのではないでしょうか。「65歳の人が90歳、100歳まで生きる確率」の表にはギョッとしました。
7. 今日の講義は日本の現状を再認識させる内容であった。つまり、人口減、出生率の低下、人口に占める高齢者の割合の増といった問題を統計によって正しく示された授業であった。この現実を踏まえて、高齢者である私自身どう取り組んでいったら良いか考えてみたいと思う1日であった。
8. 人口減少、高齢化が問題とされているが、具体的な数字や事例とグラフの説明で少し理解できた気がします。
9. 統計や数字を意味を、今生きている高齢者の具体的な姿に結び付けて解説された点が面白かった。長時間労働が生産性を低めている点の意味についての説明が聞きたかった。
10. 今年64歳になりましたが、子供は24歳、私は年金暮らしで市民講座を受けられる。子供の時代は心配ですね。講義ありがとうございました。
11. 人口減少、少子高齢化により日本の経済、社会保障、財政及び地域社会に大きな影響があることが今日の講義でよく解りました。また、様々なグラフから色々なことが読み取れて楽しかったです。次回の講義も楽しみにしております。ありがとうございました。
12. 何年か前より少子高齢化について警鐘が鳴らされてきましたが、講義を受けて様々な問題が浮き彫りになっていくことを知り、あらためて心配になりました。自分の老後も心配ですが、自分の子供に対しても不安が高まりました。未来のことを考えられない子世代に、孫世代に日本の将来を伝えていくのも私たちの役目なのかなと思いました。
13.少子高齢化問題、色々な要因がある事、改めて講座を受けることができ、また、次回の経済問題の講座楽しみです。
5月21日(土)講座報告「少子高齢社会の諸問題」②人口高齢化と経済生活
講師:日本学術会議上席学術調査員 辻 明子先生
1. 日本の家計をめぐる社会保障関連の動き 消費税や保険の引き上げ、年金の引き下げ
2. 高齢無職世帯の家計収支データの分析
3. 高齢世帯のライフステージ別消費支出の実態
4. 高齢者世帯の所得構造の推移
5. ニッセイ基礎研究所調査による高齢者の特徴
① 継続が生活目標
②健康が最大の関心事
③ ライフスタイルは基本的に変わらない
④ 楽しみは仲間との交流、孫の成長、趣味
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1. 高齢者の経済生活が具体的によく分かった。「お金が足りない」ということが図表で明確になった。経済的に安定させるための高齢者の対応策についても教えてほしい。
2. ペットと園芸の割合が60歳以上はペット減、園芸増となるのはペットを飼っても自分がペットより確実に長生きする自信が無くなる為かと思います。しかし、ペットの存在は精神的に支えられ、老後にはできればペットを飼うのが理想的。里親犬や猫をPCで探すと高齢の子がいますのでそういう子を救ってあげられたら人間も動物も幸せですね。
3. 本日の講義は高齢者の収入と支出の現状を統計から把握、厳しい現実を認識できた。収入が限られた現状を考えると非消費支出が増えている背景の中、支出の中身を再度見直す必要があると考え自分として真剣に考えてみたいと思った次第です。金銭的な問題は別として生活のモットーとして「遠慮しない」「甘え上手」「元気」をキーワードに過ごしたいと思います。
4. 収入が減り、支出が減らない年代になりました。平均寿命まであと10年余りとなりました。資格を活かし、自立生活が1年でも長く続くよう健康を心掛け人の役に立てればと思います。
5. 少ない年金から生活資産を維持していく為に、自分自身が計画的に毎日を過ごし少しでも社会の為にマイナスにならない様に努力していきたいと思います。人に親切にしてもらい遠慮せず甘え上手になりたいです。
6. もう少し経済生活を見直さなくてはいけないと実感しました。実際の統計・グラフにしてあるとわかり易く良かったです。時代によりかなり男女差・支出差があるのも興味深かったです。図表がかなり古い(2009年等)のがあり是非一考をお願いします(統計として10年に1度位しか発表していないのでしょうか?)。
7. 収入減、支出増を感じてはいたが、表やグラフを深く読み更にこれからの暮し方を考えなくてはと思います。
8. 家計簿をつけていますが、医療費と交通費の多さには驚いています。これは若い時には考えられなかったことです。若い頃は老いるとは「しわが増える」こと位しか思っていなかったのですが、いざ自分が高齢者になってみると、身体の内部から崩れていくことを実感しています(膝、高脂血症、歯周病など)、したがって自分は通院したくなくても医師から次の受診日を指定される有様です。交際費は香典の支出が多くなっています。ペットは孤独な人の癒しになりますね。
9. 私は夫婦世帯になり、約12年程になり無職で年金生活をしています。本日の授業資料の高齢化社会の諸問題データ通りなのにビックリしています。支出を抑えないで、後期高齢者になった時にそなえなければと痛感させられました。これでいきがいを探り、生きる楽しみを見つけたいです。
10. 今自分にできることにアドバイスしていただいてありがとうございました。“スーパーで手前から品物を取る”を心掛けたいと思います。「自立」「継続」をキーワードに過ごしていきたいと思いました。今回は経済の内容でしたが、今後の暮らしが楽になることはあり得ない中、経済に頼らないいきがいの見つけ方も考えていきたいと思いました。
11. ひとことカードに対する回答部分は、内容が具体的であり参考になった。本講座では高齢者の生活費にかかわる部分が主で身近な問題であり興味が持てた。自身の生活と比べて実感があった。
12. 子育てが終わり、いよいよ二人で気ままな生活ができる世代に入ったのに、まさにお金がついてこなくなって、この先すごく心配しています。子供、孫にお金を使い過ぎた感もあり益々引き締めなくてはと思うこの頃です。健康に気をつけ賢い消費者、市民になります。
13. 消費支出・・・1年間の支出を記録し、統計と比較すべきと思った。家計の健全化に役立てたい(健康を絶対条件)。若い人の今後も学習する機会があればいい。
14. 若い時に得たい知識でした。蟻とキリギリスを思うことが以前にありました。小学生の時劇がありました。