1.開催日時 :平成29年7月21日(金)13:30~16:00
2.場所 :狭山元気プラザ 大会議室
3.講座名 :「さやま市民大学総合講座」
4.受講生 :受講者数15名 出席者 14名 欠席者 1名 特別参加者 2名
5. 第7回講座テーマ :自治会活動の現状と課題~入曽地区自治会連合会 会長 関口 武男
1)自治会の起源
2)自治会とは・・・
3)自治会の組織と役割
役割~①コミュニケーションを深めること
②明るく住みよい地域づくり
③助け合いの精神
4)自治会長の仕事
5)現状と課題:自治会活動への関りが次第に薄くなり、非協力的な住民が増えてきている。
●非加入者が自治会に加入しない理由
〇近所付き合いが面倒だから
〇役員になりたくない。~行事に参加することが面倒
〇自宅は寝るだけ~仕事だけで精一杯(現役の場合)
〇加入しなくても別に困らない・・ゴミ出しもできるし…
〇会費が高い。
〇(アパートなど)仮住まいだから。
●未加入世帯への対応
〇転入者への個別の加入案内を実施
〇地域の不動産業者と協定し、新規入居者への働きかけをする、または入居時家賃に会費を上 乗せして業者経由で徴収する。
●自治会加入率:昭和56年84.7%⇒平成29年72.5%と約12%も減少。しかしその間世帯数は約 10,000世帯も増えている。 近隣市の場合、日高市82.5%から所沢市の64.2%までバラつきがある。
6)関口会長の地域デビュー:
*定年退職後選挙で地元自治会長に選挙で選ばれてデビュー。以来通算12年間会長を続けてい る。(後継者が見つからないのも理由のひとつ。)
*4年前から入曽地区24自治会連合会長に。他に学校評議員、不老川をきれい にする会、公民館検討委員、など30近い団体に関りと持つ。
7)最後に…
*地域住民の「地域力」とは、“自助”“共助”“公助”に加えて“近所(近助)“を合わせたつま りは「自治会の力」だと思います。
*そして、「地域福祉と地域防災」を目指して「安心・安全で住みよい街づくり」活動が即ち自治会活動だと思います。
<受講生の意見・感想>
*地域によっては、地元住人と新規住民の間に見えない壁があるようにおもう。
*これからは積極的に自治会活動に参加します。
*自治会への加入を住民に訴えていくことが大切だと思いました・
*自治会活動に参加しよとしたがとても大変そうなので積極的になれなかった。
*大変ご苦労されているのだなと思った。
*子供たちを中心の行事を多くすれば地域の活性化につながるのでは?
*自治会の存在・活動について良く理解できた。何より加入して貰うことが大事
*加入率の低下が将来の自治会活動のマイナス要因になるのでは?
*役員のなり手が居ないこと、役員の高齢化への対応が問題。
*これからの高齢化社会では地域のつながり、助け合いが益々重要になる。
*自治会長の「心」が地域に浸透している入曽地区は素晴らしいと思った。
<講座リーダーのコメント:(記入者)草野 喜実勝>
*普段の生活の中で自治会活動が目につくことは殆どないのが現状だと思うが、今回の関口会 長の具体的で詳細なお話によって、かなり明確に自治会を知ることができたと思う。
*同時に役員、特に会長の仕事の多さ、大変さも知ることになり、複雑な思いの受講生が多かったのも事実。
*関口会長がどんな仕事もむしろ楽しみながらこなしているようで、羨ましく感じた。
*他人のために労苦を厭わない関口会長の生き方、考え方に感銘を覚えた。