1.開催日時:平成29年10月27日(金) 13:30~16:00
2.場所 :狭山元気プラザ B棟階大会議室
3.講座名 :「さやま市民大学総合講座」
4.受講生 :受講者数15名 出席者 12名 欠席者 3名 コーディネーター 小山学長 スタッフ4名
5. 第12回講座
1.第一部:地域課題の解決とコミュニティ・ビジネスの展開~ さやま市民大学 学長 小山周三
1) 市民大学は「生きがい発見の場」
① 「学ぶこと」は「生きること」
② 市民大学は「生きがい発見の場」
③ 地域社会の中に自分の「居場所」を創る
④ 「市民学」という視点から「地域社会」を考える
⑤ 「地域づくり」と「生きがいづくり」の調和
2) ソシャルビジネス=社会起業とは
① 社会性:環境問題、貧困問題、高齢者・障害者の介護問題、子育て支援、まちづくり、まちおこしなど。
②事業性:社会課題の解決にビジネスの手法で取り組み、継続的に事業活動を進めていく
③革新性:新しい社会的商品・サービスやそれを提供するための仕組みの開発、活用
3) 地域や社会との「つながり創造」~人生第二幕目のいきがいづくり
① 健康といきがいづくりへの手助け~ウェルビーイング
② 周りの人の笑顔と安心を作る~ホスピタリティ、困りごと解決サービス
③ 地域のために何かできないか?~地域学習からコミュニティビジネスへ
4) 市民が主役で地域のあり方を問い直す
*健康づくりの領域~健幸サロン
*地域づくりの領域~コミュニティカフェ
*社会参加の領域~生活お助けサポート、フードバンク、子供食堂
*経済領域~いきがい就労づくり、シルバー人材センターとの連携
*人材づくり領域~さやま市民大学、協働のまちづくり
5)地域・まちは変わる・変えられる
☆たった一人の力、一つのもの、一つの店、一つのコト(事)でまち、地域は変わる。
☆地域を変える「目利き力」(ソーシャルデザイン)を磨く人材育成プログラムが必要。
☆「人」と「支え合う関係」は「ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)である。
6)何かが始めたくなる「種」を発見し、「行動」する。
①解決すべき課題領域(困りごと)の増大
*健康づくり、*子育て支援。*地域防災*地域福祉*世代間交流*コミュニティサロン*美し い景観、観光都市 *生きがい就労*社会参加*国際交流(インバウンド対策)
②課題解決の担い手:「市民」から「志民」へ:「学習」から「実践」へ
第2部:グループ別ワークショップ実施
●1グループ テーマ「お茶文化を活かした「さやま」の都市構想
メンバー:木下保子、大黒美耶、山影 昶、 ファシリテーター:小高麗子 (草野喜実勝)
●2グループ テーマ「高齢者のいきがい就労~活き活きライフを目指して
メンバー:河西正章、比留間友治、中村紗知子、西本則子 ファシリテーター:高久文男
●3グループ テーマ「さやまの文化資源を活かした「まちづくり」
メンバー:花形直平、権田恒夫、六車徳誠 ファシリテーター:中山洸
●4グループ テーマ「自治会の現状と課題を知る」
メンバー:内山啓、坂本比佐夫、矢野秀樹、矢嶋勝興
以上のグループで今後3回にわたりディスカッションを重ね、それぞれのテーマについての議論、学習し、最終回ではグループ毎に成果を取りまとめ発表することとなった。
<講座リーダーのコメント>草野 喜実勝
*今回は、第一部で小山学長による「総合講座のとりまとめ」としての講義をお願いし、第二部では4つのテーマによるグループ分けによるワークショップの第一回を行った。
*1回目から12回目までの講義では、狭山市が抱える様々な課題、問題についてそれぞれのテーマ毎に専門的な或いは実践的な講師によるお話を伺った。
*そして「学園祭」では成果発表として4つの課題(テーマ)を選び、それぞれのテーマに関心、興味を持つ受講生がグループを作り、成果発表を行った。
*今回の4つのグループとテーマはそのまま学園祭での成果発表を更に深堀りし、より具体的な解決策、活動計画策定まで纏め上げるべく、ワークショップを行うことになった。