4月30日(土)早稲田大学所沢キャンパスに初登校日
いきがい講座の開講を祝福するがごときの快晴に映える緑のトンネルと、キャンパスのシンボル「人とペガサス」が今年も27名の受講生を歓迎してくれました。 撮影日 2016.4.30
「喬木は風雪に耐えて愈々高く、樹根は大地に張って愈々深し、天下に憂いをいたして、思いかえして考えるのである。高く飛ばんと欲すれば深く学ばざるべからず」 大隈重信
1.4月30日(土)いきがい講座前期第1回講義「いきがい講座入門」
講師:早稲田大学名誉教授 嵯峨座 晴夫先生
① いきがい講座で学ぶこと
・前期は少子高齢社会の諸問題と高齢社会論と老年学を学ぶ。
・後期は健康科学とスポーツ科学を講義と実践で学ぶ。
② 日本の人口動態統計に基づいた人口減少の推移と少子高齢化社会の実態と将来予測を学ぶ。
③ いきがいの追及
・活動的に生きる生き方、社会的に見直されてきた高齢者の社会参加。
・自分のためだけでは生きがいにつながらないことが調査研究で解った。
・「生きがいとは何か」生きがいとは「人のために生きること」である。
「人のために生きるとは何か」いきがい講座の学びの中で考えてみる。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
①今日の授業のこと、家に帰ってもう一度考えてみたいと思います。講義有難うございました。
②人としての出生と、いつまでの人生観と自己の死を感じなければ!と、痛感しました。
③初めての講義で資料を頂き、楽しくおもしろく受ける事ができました。もう少し時間が欲しいくらいです。
④ 嵯峨座先生の締めのお話!自分のためだけでなく、人のために生きること……いきがいにつながるということ、自分の生活が穏やかに楽しくなければ、と思っていた事が一年間かけて見いだしたいと思います。
⑤ “いきがいとは人のために生きること” 市民大学で、いろいろな役割りを押し付けられ(?)文句を言っていましたが、少し反省をしました。有難うございました。
⑥ 嵯峨座先生 第1回の講義有難うございました。とても 内容の深いお話しで聞き入ってしまいました。私はまだ40代(丁度 ひのえ午生まれ)です。もうすぐ50歳を迎えるにあたり、保育士一筋の人生を終え、第二の人生を歩み始めたところです。いきがいとは何か?一年間をかけて学びその後の人生に役立てていきたいと思います。
⑦本日は、講義をして頂いて有難うございました。私は只今仏教を学んでいます。大乗利他……自分の為ではなく、他の為に。まさしく「いきがい」を実践しているのだなと、うれしく感じました。
⑧ かたい話と思ったが楽しい内容でした!高齢の言葉の意味 考えさせられました。
⑨ 連休で泊まりに来ていた息子家族から「生涯勉強だね!」と言われ、張り切って出てきました。楽しい時間でした。
⑩ 10数年ぶりに嵯峨座先生のお話をうかがうことが出来、楽しゅうございました。
⑪ 初めての授業でした。最後に話された“いきがいとは趣味のみでは生まれず、人のために生きること”1年かけてこの意味を見つけたいと思います。
⑫ 暦年齢が高くなった今も「いきがい講座」を受講できる健康に恵まれていることを素直に感謝したいと思います。人口ピラミッドの若い人の減少には胸が痛みます。子育てのやりやすい環境を作らないと改善しないのではないでしょうか。若い人の給料を上げる、労働時間の短縮(残業を無くす)、保育園を増やすなどを……。
⑬ 最初の講座、緊張と不安な気持ちをもちながら受講させて頂きましたが、先生のお話が分かり易く資料を見ながら楽しく勉強させて頂きました。有難うございました。次回からは講師も変わりますがすごく楽しみです。よろしくお願いします。
⑭ 人のために生きること! これを確認いたしました。
⑮ 昨年度、さやま市民大学の「まちづくり担い手養成講座」のプロジェクトで、柏市の東大高齢総合研究所、柏市のUR都市機構が共同で展開する、豊四季団地の地域包括ケアシステムを見て、自分たちのまちでも今から頑張らなければいけないと強く感じているので、今日の講座できちんと勉強したいと思います。よろしくお願いします。
⑯ 最後の言葉、とても参考になりました。いきがい⇒人のために生きること。老年的超越になれるでしょうか…
⑰ いきがい……自分自身のためと考えていたのですが、少し違うみたい……1年かかって得ようと思います。何を学ぶかよくわかり頑張ろうと思います。よろしくお願いします。
⑱ 現代の老人社会、人口問題、興味深く受講できました。資料のグラフなどを目にし、いま今の危機感を強く感じました。88歳のアルツハイマー病の母が、社交ダンスをいきがいにしています。人のために生きる…ボランティアという人への手助けをテーマに、介護を考えていきたいと思います。
~ 「いきがい講座」受講者の皆さんへ ~
ひとことカードを拝見して 嵯峨座晴夫
18人の方々からカードをいただき、ありがとうございました。具体的な質問ではなく、ほとんどが皆さんの感想でしたので、皆さんあてにまとめて以下の通りお返事をさし上げます。
① 講義時間が短かったとのご指摘を2,3の方からいただきました。以前は、私の話はもっとスピード感があり流暢でしたが、70歳すぎてからゆっくりに(どろくさく)なりました。ご容赦ください。
② まだ、お話したことがたくさんあり、準備もしていったのですが、時間切れで残念でした。後につづく先生方に聞いてみてください。
ただ、1つだけここで補足させてください。それは、「なぜ学ぶか」ということです。経験も知識も十分あるので、今更、学んだり、教わったりすることなどないと思う人もいるかもしれませんが、私はそうは思いません。知識は有り余ることはありませんので、新しい知識を身につけることは大切です。それ以上にもっと大切なことがあります。
それは、更に学ぶことにより、今まで身につけた知識や考え方との関連づけができ、全体の見通しがよくなることです。皆さんの人生における展望が開けるのです。山の頂に立って見下ろす景観が素晴らしいように、いつも展望が開けているのは素晴らしいことです。