今年は新生・さやま市民大学にとって2年目の年になります。年も改まり、市民大学としての新たな一歩を踏出そうと考えています。
昨年は2つの既設市民大学が統合し、新たな市民大学として再スタートしました。一年目は、従前の講座内容を継承し、市民大学の運営面での一体化が中心となり動いてきました。狭山市が開設した市民大学を、NPO法人さやま協働ネットが運営を受託し、受講生募集から始まり、入学式、講座運営、体育祭及び学園祭の開催など、市民大学の一連の運営が市民の手によって行われてきました。この3月には、締めくくりの修了式典が行われます。民間の運営と言いましたが、正確には行政と市民との協働による運営です。昨年は、新たな市民大学としての運営方法を模索し、学習を重ねてきました。
合体・統合した組織によく見られる弊害ですが、事業運営面で旧組織の進め方の名残が付きまとうという問題が起きます。私たちの市民大学では、今年からは旧SSCCとか旧元気大学という統合まえの呼称をなるべく使わない方針を固めました。必要な場合には、すべて旧市民大学という言い方をし、過去の組織運営を引きずらないようにし、前向きに、良い運営方法を見出していくことにしました。前例にとらわれず、価値ある市民大学の創造に向けての2年目の年が始まることになります。2年目の開校には、新たな講座も加わり、関係者が一丸となって、地域コミュニティが必要とする協働のまちづくりのための人材育成にさらなる努力をしていくつもりです。
さやま市民大学の講座内容には特色があります。各講座の中に、いくつかの「共通科目」を設けていることです。「協働」と「まちづくり」の共通理解を深めるための「共通科目」や、すでに「地域活動の実践」にあたっている修了生が講師を務める「共通科目」が組み込まれています。地域社会と関わる、実践のために学ぶには、学ぶ目的がより明確になっていた方が、楽しく、深く学べる、という考え方を導入しています。
2月2日(月)から、平成27年度の新規受講生募集が始まります。募集案内・講座別カリキュラム紹介をよくご覧いただき、新たな生きがい探しの旅に出ませんか。