✤第一回講座日時:令和4年6月29日(水)13:30~15:45
~想いの実現
~たった一人、一つの店、一つのコトから、まち起こしが始まる
✤講師:さやま市民大学学長 小山周三
✤講座方式:Zoomによるオンラインミーティング
✤講座内容:
★今年の「まちづくり講座」のねらい
さやま市民大学の「まちづくり講座」開講の経緯 市民大学開設以来、継続開講、基幹講座の一つ 市民大学は「まちづくりの担い手養成機関」 今年度の開講の主旨とねらい “まち起こし”について考えてみませんか? の問いかけ 新たな「まちづくりステージ」への移行に適応 「まちづくり」から「まち起こし=コト起こし」へ
★修了生の主な「まち起こし活動」の軌跡
NPO法人 ユーアイネット 柏原 ・狭山ふるさと会 NPO法人 コモンズ ・NPO法人 さやま生涯学習を進める市民の会 なないろ (パパママ子育てお助け隊) ・NPO法人 わが街さやまの防災ネットワーク ・ボランティアの止まり木 ・レインボークラブ (健幸づくり出前サービス) ・ 一般社団法人 街活さやま ・さやまっちガーデナー 狭山まちづくりストの会 ・スポーツボランティア28 (サイクリングフェスタ、義高ウォーク) ・NPO法人 狭山歴史ガイドの会 さやまビリヤード愛好会 ・オリーブの会 (犯罪・交通被害者支援活動) 狭山げんきファーム ・さやま市民大学同窓会 ジョイスタディー(学習支援) ・青空の会 等々
★「まち起こし」から「まちづくり」へ
◎「まちづくり」の「まち」と「つくる」の意味の問い直し ◎まちは共同の暮らしの場(コミュニティ)、 →まち、町、街、都市、コミュニティ ◎コト起こしのコミュニティデザイン、まちを愛するヒトづ くり ◎ニティには二つの意味 。①「エリア・コミュニティ」と ②「テーマ・コミュニティ」の共存 ①「農村型コミュニティ」と ②「都市型コミュニティ」の併存
◎「まちづくり」は「コト起こし」から始まる =多様なコト起こし、実践活動、過性に終わらない継続性、再生
★まち起こしは;「地域課題への気づき」と「解決の担い手づくり」
◎つねに必要、「コミュニティの問い直し」? ◎コミュニティの中心性の喪失が課題、地域社会構造の欠陥 ◎コミュニティの核心は「つながり」、そのつながりの再生・創造 山積する地域課題にどう向き合うか? ◎顔の見える関係者会議、行動しながら解決方法を見出す、結論を急がない 。
◎まち起こしは「アクション・リサーチ」に始まり、その継続活動 課題解決の担い手は地域の誇り、
持続可能なコミュニティを支える人材は地域資源(人的資源)
★市民大学らしさが発揮できる 学びの柱
◎地域学 :地域資源の特徴理解、オリジナリティの発見 まちづくり学 *「つくらないこと」、「取り壊すこと」、「修復すること」も「まちづくり」 :コミュニティデザイン(大局・構想)への合意形成 ◎コミュニティ・マーケティング(違いの尊重と目標設定への飛躍) :コミュニティ・ディベロップメント(持続可能な到達目標)への共通理解 人材育成に欠かせない
◎①地域理解②ボランティア精神③ファシリテーション力④コミュニティシップ力 地域課題解決力を学ぶ、磨く~市民大学だからやれる「学び」「人材育成」
★「まち起こし支援」をどのように進めるか?
◎ 学びを通じて、想い=志を育てる、行動を起こす
◎まち起こしに必要な3つの要素3P
①パッション(情熱、こだわり) ②プライド(誇り、自信、信頼)③パートナーシップ(協働、連携、共演)
✥人生100年時代は「学び直し時代」 ~学びから、やってみたくなる発想、覚悟と備えが芽生える 「センター・オブ・コミュニティ」が地域を豊かにする新時代✥
<受講生の声>
①これまで「まちづくり」として使用されてきた言葉が、多岐にわたり使用されるうちに、必ずしも同じ意味で は使用されていないことから、この講座では、「まちづくり」の意味を問い直し、「まち起こし」として意味づけを行っていることに感銘を受けた。「まちづくり」を「コト起こし」として捉え、コト起こし⇒シカケづくり⇒シクミづくり⇒ヒトづくり へと昇華させ、実践活動を通じ、一過性なものに終始せずに継続性、再生させる展開を示唆される点においては、得心するところである。
②「まちおこし」と、いきなり街の人に問いかけても、なかなか明確な回答はかえってきません。机上でいくら唱えても実感として街の人には伝わりません。私は、地域の人に自治会の立場から、少しでも伝わるようにこの講座を通して「自分への課題」として、どうしたら分かりやすく興味を持ってもらい一緒に考え、課題について話し合い、その解決に向かって行こうと思います。
以上