★講座日時:令和4年11月16日(水)13:30~15:30
★講座テーマ:受講生からの「まち起こし提案」発表
★講座方式:ZOOMによるオンライン授業(サテライトスタジオ:狭山元気プラザPCルーム)
★出席受講生:9名
★講座スタッフ:江頭誠治、鈴木悦子、草野喜実勝
★講座内容:受講生からの「まち起こし提案」の発表と意見交換
1.<「まち起こし・コミュニティデザイン講座」を受講しての感想>
◎コロナ禍が新しいタイプの講座を確立して、忙しくても講座で学びたい人々が手軽に学べる
システム(Zoom)を嬉しく思います。
◎対面式であればもっと良いのにと思います。
◎これまでの先輩方の実践の活動内容が詳細にお話されてそのレベルの高さに毎回驚きと尊敬を
覚えました。
◎地域の課題解決に取り組む「まちづくりの取り組みを改めて振り返らせて頂きました。
◎2週間での受講間隔は現役で働く者にとっては適度な間隔であり非常に助かります。
◎市民大学でまちづくりを学んだ受講生が実際にまち起こしに取り組まれた経緯を語って
くれたことが大変良かったです。
2.<今後のまちづくりを進める上でご提案が有ればお聞かせください>
①まち起こしが必要な分野は?
◎地区ごとにコミュニケーションを持てるように年代別に興味を引くイベント、習い事、学び
を企画する事
◎全ての分野で必要
◎環境、農業、福祉の課題解決を遊休農地の活用と有機農業で行う。
◎具体的にはサービス対価に繋がらない分野、例えば買い物、通院、諸活動についての会員制
移送サービス等。
◎地域におけるコミュニティ活動が楽しくなるような人材育成プログラムなどに参加したい。
②まち起こしの進め方などについて
◎地区の班単位でリーダーを決めてコミュニケーションを築くことも今後の高齢化社会
では必要不可欠と思います。
◎イベントを多く取り入れて欲しい。
◎一人ひとりが抱えている固有の問題を解決してあげること。
◎行政課題、市民の課題を未来からの目で見ながら俯瞰的にとらえる必要が有る。
◎まちおこしには遣りたい事のアイディア、協力できる仲間づくり、イベントなどを
通じた有機的なつながりをつくる等々。
◎地域コミュ委ニティの在り方が日常的に語り合える交流の場づくりが大切。
③さやまの魅力をもっと高めたい分野は?
◎もともと狭山市にある文化財などを広く近隣、東京方面に宣伝し、観光客の集客を
考えるべき。
◎「残しておきたい狭山の風景」、「ふるさと文化伝承」、「ふるさとの民話」
◎有難うの言葉がたくさん聞こえる、言い合えるコミュニティ施設。
◎環境、農業、福祉。これらをキッカケに、教育や子育て支援などとも関連した取り組み
が可能。
◎持続的な活動としては、新たなサービスを新たな価値として値段が付けられるようになる
こと、提供者と利用者がともに満足のいく地域内での市場を作ること。
◎まちの魅力は、初めから存在するものではなく、みんなで創り上げる価値が魅力に
なります。人がまちの魅力をつくり出すのだと思います。このような「ひとづくり」が
大切です。
3。<まちづくり・まち起こしに関わる人材不足が深刻化しつつあるが、これの対策は?>
◎狭山市に相応しい踊りを導入して定着させ、特に若者、女子が喜んで受け入れるもの
(例えば「ねぶた踊り」、「花笠音頭」「さんさ踊り」等)を公募で踊り手を決める
等。
◎ワクワクし合えるような情報交換が出来るプラットフォームづくり。
本当の豊かさ:心を通じ合える仲間がいて毎日楽しくコミュニケーションが出来る
事だと思う。
◎まちづくり事業の中で、雇用の創出につなげる事業を創出することによって、有償
ボランティア活動も生まれ、女性や若者の参加意欲を喚起することになると考えられる。
◎市民活動の中に有償ボランティア(コミュニティビジネス)の考えを導入し、いきがい
作りの輪が多面的に拡がる地域コミュニティの形成が必要です。
(その為にも)協働のまちづくり人材育成講座を市民大学が担う必要性を感じました。
最後に本講座を企画され、本日最終回の司会、進行役を務めて頂いた、小山周三学長から
締めくくりのコメントを頂きました。
小山学長は、狭山市全体の市民活動に携わる人の高齢化と後継者不足について大変懸念されおり
狭山市の協働のまちづくり活動が新しいステージに入っているとの見方を示されました。
同時に協働のまちづくりのカタチの変化をこの2~3年の間に見極める必要があるとの認識を
示されました。
これを持って本講座全9回は無事終了し、今回は受講生全員が出席率60%をクリアーし、無事修了
しました。
そして当日、オンライン授業のサテライトスタジオで受講した、花形直平さん、佐藤咲子さん
のお二人には小山学長から修了証を授与して頂きました。(小山学長ご自身もこの講座の受講生
として参加されましたので、同じく修了証をお渡ししました。)尚、当日自宅で受講された残り
6名の修了生にはそれぞれ修了証を郵送いたしました。
<講座スタッフからのコメント>
◎さやま市民大学創設以来市民大学としての目玉講座として、「まちづくり論」を中心に据えた
講座を継続開催してきましたが、コロナ禍のため直近の2年間は「まちづくり論」の講座は開設
出来ませんでした。
◎そうした中で開講したのが、「まち起こし」の実践を目指した本講座であったと思います。
◎講座企画、カリキュラム作り共に小山学長ご自身が担当され、「まちづくり」⇒「まち起こし」
へと進めるために、狭山市内で進められている市民による様々な実践活動を紹介し、同時に
行政側の「まち起こし」計画をしることを目的に全9回の講座でしたが、オンライン授業で
あったにも関わらず、受講生からの評価はほか高かったと思います。
◎来年度以降にこの「まち起こし論」をより具体化し、実践活動への導入に役立つ講座を継続
開講できるよう活かせればと思います。
以上