日程: 12月2日(月)
講師: 狭山市文化団体連合会 前会長 横山千枝子 様
俳優・声優 戸村美智子 様
会場: 狭山元気プラザ 大会議室
受講生: 出席29名
師走に突入し、講座授業は16回目となりました。
講座の主題は、①発声練習と活舌訓練をすること、②民話を語るテクニックを学ぶこと、③狭山の民話を狭山市民に語ることです。初心を忘れず、研鑽に励んでいます。
1.発声練習・活舌訓練
全員が一斉に「あいうえおの歌」を朗読しました。初めはゆっくりと、そしてピッチを上げて読み上げました。口回りの筋肉を動かすことで、学習のスイッチが入ります。
2.狭山の民話「射留魔のテント山」
一話を6パートに区分けして順番に語り、先生より一人一人丁寧に指導を受けました。
例えば、
・タイトルコール後の導入部で、聞き手が情景を想像する時間を与えるために、十
分な間を取る。
・時間の経過を伝える場面では、経過する時間に相当する間をあける。
・セリフでは顔に表情をつけて、体を動かすとなお一層情景がつたわる表現となる。
・民話の語りは、朗読とは異なるので、日頃の会話を思い浮かべて語る。
・語尾は尻切れトンボにならないように、はっきりと語る。
・「射留魔の里」はゆっくりと語る。
・複数の登場人物の会話では、違いが判るようにセリフ回しを工夫して語る。
・驚きのセリフでは、驚いたように語る。 など
毎回、先生方からは同じ個所に対して根気よく指導をして頂いています。しかし、他人への指導を聞くと理解はできても、自分への指摘に対してはなかなか対応できないようです。
それでも徐々にですが、受講生のテクニックは向上しています。人前での口演の経験が一層の自信につながると思い、正規の授業だけでなく補習として語りの機会を設けています。