*平成 30年 7月20日(金)
*時間 13:30~15:30
*狭山元気プラザ B棟2階 大会議室
*担当講師 :狭山市自治会連合会監事、入曽地区自治会連合会会長 関口武男
*講座スタッフ: コーディネーター:小山周三 講座リーダー:草野 喜実勝
:スタッフ: 山影昶、江頭誠治、有賀富士子
1. 自治会の起源:1940年当時の日本政府が国民の末端を組織化したもの。1449年当時のGHQが解散命令を出すも、52年サンフランシスコ講和条約締結と同時に各地で再結成された。
*自治会とは:私たちのよりよい生活のためには行政の及ばない分野において近隣や地域の責任におい て問題の解決に当たらなければなりません。地域の利便の為、みんなの総意によってつくられ地域に住む人々の自助、互助、共助による任意の独立した組織である。
2.自治会の役割:
①コミュニケーションを深めること:住民同士の交流を深め地域の生活を楽しみ、住みよい生活を目指すこと。
②明るく住みよい地域づくり:人々が生活環境を良くしていくために地域の課題について皆で考え、協力して解決すること。
③助け合いの精神:そこに住む人々がお互いに助け合い、理解し合うことが大切です。また自治会だけでは解決できないことも多くあり、そのために地域住民の代表として役所とのパイプ役を務めることも大事です。
3.自治会の課題:
住民の自治会への関わりが次第に薄くなってきて、無関心、非協力な状況が増えています。また高齢化が進み行事への参加が不可能な状況にもなっています。
4.未加入世帯の問題
*自治会に加入しない理由
・近所付き合いがめんどう ・役員になりたくない。行事に参加するることが面倒、・自宅は寝るだけ・・仕事で精いっぱい、・加入しなくても困らない、・会費が高い、*仮住まいだから。等
5.自治会リーダーの悩みと楽しみ
1)悩み:どこの自治会でも共通の「悩み」として・・・
イ)役員のなり手が居ない、ロ)災害時の高齢者の対応、ハ)ゴミの問題、ニ)空き家の増加、ホ)スポールなどの行事に人が集まらない。
2)楽しみ:組織のトップになって各種の団体に参加し意見を述べ、改善し、組織運営出来ること。
6.終わりに
:地域の課題はそこ住む人が考え、力を合わせて解決することです。
「自分たちの住む街は自分たちで守る」そのためには多くの人に自治会に加入して頂き出来る活動から参加して頂きたいと思っています。
:私たちの周りには防犯、防災、ゴミ問題、空き家増加、そのた地域の課題が沢山あり、自治会は毎日のように積極的に取りくまなければなりません。
:自治会連合会のスローガンである「地域福祉と地域防災」を旗印に「安心、安全で住みよい街づくり」を目指して自治会活動を行いたいと思っています。
:最後に入曽地区自治会の現状と課題
*入曽地区の自治会加入率は狭山市平均72.4%に対して、75%と高い。理由の一つは地元のアパート管 理会社と提携して、入居者の家賃に自治会費を上乗せして貰い、入居者には入会のメリットを説明し納得してもらっている。
*ゴミ出し、回覧板など自治会活動の大切さを説明し、班長、役員にもなって貰うことで実感して貰う。
<受講生の意見・感想>
*改めて自治会長のご苦労が良く分かりました。
*未加入者への説明会を開催しても中々理解が得られず苦労している自治会役員が
多いのが良く分かった。
*人間力:誰かの役に立つことを喜んで遣られていることが素晴らしいと思った。
*何事もポジティブに考え、人のためになることは辛いこともあるようだがその中から楽しみを見つけられるように。
*一つの問題解決が自分の地域だけではとは限らないので、他の地域にも波及できる
役割も大事だと思う。
*バイタリティ溢れる活動をされている様子に敬意を払います。
*市(行政)に対して自著会の意見をかなり反映されていることが普通ではないと
感じました。
*笑うと血糖値が下がるというお話は印象に残りました。ストレスを抱えず笑うことが大切ですね。
*まちづくりは自分たちが遣るもの、行政に頼るものだでは無い、この意識が大切だ。
*関口さんは、たくさんの人と出会われ、生きがいを得られたのではないでしょうか。
<講座リーダーのコメント>(記入者)草野 喜実勝
*自治会の活動の大切さ、難しさ、でもその中に楽しみを見つけ、やりがいを見つけた関口会長の体験談は、同年代の受講生にとってはとても刺激的で、考えさせられるお話だったともう。
*地域デビューから10年少々でここまで人の為、地域の為、そして自分の為に活躍される関口さんの人間力には感心させられるが、これは誰にでも出来ることでは無いな、と感じたのも事実であった。