◎開催日 :平成 30年 9月21日(金) 時間 13:30~15:30
◎場 所: 狭山元気プラザ B棟2階 大会議室
◎担当講師 :さやま市民大学学長 小山周三
◎講座スタッフ :講座リーダー:草野 喜実勝 スタッフ: 山影昶、江頭誠治、有賀富士子
◎本日のテーマ:「まちの必需品」とは何かを考える
1. 持続可能社会への課題~「まち」の問い直しと再生
☆まちとは:「街」、「町」、「まち」の違いを考える
☆「つくる」とは:「造る」と「創る」の違いは?
☆「だれ」が:住民、自治会、自治体、?
☆「なに」を:ハードかソフトか?
☆ゴールは:「シビック・プライド」が生まれる「まちづくり」
2.狭山の都市イメージはつかめましたか?
☆狭山は「工業都市」:工業団地の開発で都市が成長⇒ホンダの撤退と物流拠点
☆狭山は「住宅都市」:東京近郊のベッドタウンとして人口急増⇒近郊都市の 人口激減への対応(始発駅の「まち」が消滅する?)
☆狭山の過去は「農村都市」からスタート:都市型X農村型のコミュニティの共存。
3. 狭山の「まちづくり課題」
1) 揺らぐ商店街の位置づけ:七夕通り、中央通り、新狭山商店街の現状
2) 住み続けるための住宅街の再生:オールドタウン化からの脱出
3) 解決が必要とされる社会課題:①健康・福祉、②子育て・教育支援、③観光・交流、④環境・安全、⑤スポーツ・文化、などの「まちづくり」
4. 都市の縮小化・人口減少を食い止める都市像が描けるか
☆新産業都市~中小企業が持つ、オンリーワンのテクノロジー活用
☆健康都市~健康長寿都市
☆福祉都市~たすけられ上手:たすけ上手なまち
☆学習都市~市民大学を活かす
☆水・みどり・農との共生「暮らし快適都市」
5.狭山の都市づくりの本格的スタートは「狭山市駅西口再開発」から。
「狭山市の顔づくり」*シンボルづくり、*賑わいのステージづくり、*情 報発信拠点づくり、*交流とひとづくり拠点⇒「元気な狭山」
6. ハードからソフトのまちづくりへの転換~「シンボルづくり」から「シビック・プライドづくり」への
☆「狭山が大好き」、誇れるモノとコト探し(創り)
☆「住み続けたい」と言えるまちの魅力は?
☆「シビック・プライド」:愛着・誇りが持てまち:住みたいまち・都市の魅力になるもの
☆市民主役の「協働のまちづくり」が何故必要か?:条例の制定
7.欠落した「まち」での「住みこなし議論」~まちづくりの根底にある視座
☆「家」に住む~家にすむための「生活の必需品」が必要
☆「まち」で暮らす~まちに住み続けるために必要な「まちの必需品」
☆いくつになっても、一人ででも、家族でも、住み続けたくなるまち
8.大好きにする「狭山のまちづくり」~健康・交流・快適都市
☆豊かな自然環境と共に暮らす:入間川、大きな公園、里山
☆交流と学習の機会を広げる:市民交流センターの開設。世代間交流、共生社会
☆まちづくりへの参加といきがい~市民大学の役割
☆「協働のまちづくり」を市民の元気づくりにつなげる。
~協働のまちづくり「ガイドライン」⇒「協働のまちづくり条例」制定
<第二部>
◎私が考える「まちの必需品」とは?~これまでの講座を振り返って・・・・
☆人間はいくつになっても目標を持つことが大切だ。
☆今までは狭山の良いところに気が付かなかったが、入間川、大きな公園など、見直しました。
☆60年以上住んでいるが、入間川の素晴らしさをもっと活かすべきとおもう。
☆狭山の「シビック・プライド」は七夕まつり、入間基地航空祭、つつじ祭り、などいくつもあると思う。
☆「まちづくり」とは、について考えさせられた。「まちづくり」」にはロマンが必要ではないか。最近は「狭山都民」が減少していることも考慮すべきでは?
☆高齢者が楽しめる場をつくり子供との交流ができればよいのではないか。
☆狭山は安全で、治安も良いので長く住んでいけそうに思う。
☆高齢者への対応として、車の無い人への対策を充実して欲しい。
☆まちの中の案内標識を見やすく。(文字でなく絵とかイラストで)
以上
<受講生の意見・感想 >~<第二部>の発言、意見と重複するので省略。
<講座リーダーのコメント(記入者)>草野 喜実勝
*前回講座で「まちの必需品」について“宿題”が出されており、今回はその宿題を更に深堀りするための“補講”のような形で、小山学長の講義を前半に、そしてそれを受けて、受講生一人一人が狭山の「まちづくり」についての意見を述べて貰った。
*学園祭の成果発表のテーマ設定について、今回提出された「まちの必需品」を参考に3つにグループ分けを行い、次回(10月5日)講座においてそれぞれグループ毎の取りまとめを行うことを確認した。