3月の異常な暖かさの影響で、例年より10日以上も早く、あっという間に桜の季節が通り過ぎてしまいました。そして、早くもツツジの花が咲きつつあります。
春の息吹きが感じられる今日の佳き日に、私たちのさやま市民大学も入学式を迎え、春の息吹き同様「新年度の活動」が今日よりスタートすることになりました。
今年のさやま市民大学の受講者数は、まちづくり、健康・福祉、いきがいの3コース11講座を合わせて、259名となりました。これに、英会話・トレッキング・パソコンなどの8つの協賛講座も含めますと、合計358名の受講者が、ともに市民大学で学ぶことになりました。
一人ひとりの受講生の皆様方に、ご入学のお祝いを申し上げると同時に、皆様のご入学を心より歓迎いたしたいと思います。市民大学での学びを楽しんで頂きたいと願っております。
狭山市民の方々に、3つの学びの応援をさせて頂きたいという想いを掲げ、2月から募集活動をすすめてまいりました。
一つは、健康づくりと元気づくりへの応援です。
二つ目は、新しい仲間づくりに役立ちたいという応援です。
三つ目は、暮らしの場である地域とまちへの関心を深め、地域活動や社会参加への応援がしたいという約束です。
この3つは、直面している健康長寿社会と人生100年時代を如何に生きるかを考え、行動するうえで欠かせない重要なテーマであると考えているからです。
3月中旬に、狭山市内全域の各家庭に、さやま市民大学ニュースを配布させて頂きました。私たちの学びの場の活動とその特徴を良く知ってもらいたいという想いから、初めて全戸配布を行いました。この思いが通じたようで、受講申し込み者が急に増えました。
市民大学ニュースの中身・タイトルですが、さやま市民大学は「住み続けたい大好きな狭山のまちづくり」と「一人ひとりが輝く生き方づくり」を応援します、という表現をさせて頂きました。
これから学びに入る大切な入学式の式辞ですので、皆様の記憶に残るようなメッセージを贈りたいとあれこれ考えてみました。それは、「格好いい大人になって欲しい」というメッセージです。
私は、今、狭山市が進めている協働のまちづくり条例を考える市民検討委員会の委員長を務めております。さやまの魅力は沢山挙げられるのですが、狭山には「格好いい大人が少ないのではないか」とう意見が出て、はっとさせられました。
どのような大人が格好いいかは、これから市民大学で学ぶ受講生一人ひとりが真剣に考えてほしいテーマですが、「市民大学の出身者は格好いいね」といわれる存在になって欲しいという期待を申し上げておきます。
年を重ねても、老人にはならない、病気でも、病人にはならない、何かを頼まれれば、いいよ、手伝うよ、と前向きに生きる姿に、格好いい大人の生き様があるようです。
あのような大人になりたい、このような大人が住んでいる狭山に住みたいと思わせる市民像を、市民大学で学ぶ皆さんが創って欲しいと願って、さやま市民大学の入学式の式辞に代えさせていただきたいと思います。
最後になりましたが、小谷野 剛狭山市長、齋藤 誠狭山市議会議長、本木茂埼玉県議会議員、そのほか多数のご来賓にご臨席いただき、晴れやかな入学式を行うことができますことに心より感謝申し上げます。
平成30年度さやま市民大学入学式の学長式辞より
(平成30年4月14日)