1.開催日時:平成30年3月2 (金) 13:30~16:00
2.場 所 :狭山元気プラザ B棟2階 大会議室
3.講座名:「身近なところでソーシャル・ビジネスの“種”を見つける講座」
4. 受講生:受講者数14名 出席者 13名 欠席者 1名 コーディネーター 小山学長
講座リーダー 1名 スタッフ3名
5.第9回講座:グループ別ビジネス・プラン発表と修了式
*グループ課題研究成果発表
1.Aグループ:「おとこの世界づくり」~~おとこみがきと地域の支え手づくり~
★人生100年、今までと異なった世界で生きるために「学びなおし」でおとこにみがきをかけ「変身」してみませんか・・・
★地域の課題をビジネスに~地域は宝の山、ビジネスにつながる種がいっぱい~
*車で相乗り
*在日外国人SOSコミュニティ~やさしい日本語で対応します
*学びの場~毎日のように市民大学に来て講座やコミカフェで元気をもらっています
*防犯~振り込みサギなどの防犯態勢が欲しい
*語り部ボランティア~戦争体験など、語り継ぎたい場と機会が欲しい
*複合型カフェ~居酒屋・喫茶店・カラオケ
*悩み相談コーナー
*居住者・近所の方~楽しめる場所、ひとりでフラッと寄れる居場所
*男が楽しめる居場所~駅近く、男料理が楽しめる、そして仕上げはやはりお酒でしょう
*七夕通りの活性化~シャッター街化した通り
*警察官OBによる空派出所のカバー~子供(小学生)の登下校
*子守りお助け隊~家の掃除や家事をする時間(子供と遊んでくれる人)
★ビジネス・プランの発表
*条件設定:
・1000世帯、半数が1人住まい
・解決に対する対価:500円/1時間
・ボランティア謝礼:300円/1時間
・差額は事業運営費に充当
*ゴミ出し~1回:百円、250人x15回/月、450万円/年、スタッフ:10人
*ゴミ屋敷対策、分別支援、病院への同行
・1回(2時間):千円、300人x12回、360万円/年、スタッフ:2人/車付き
2.Bグループ:「ボランティア活動の試案」
*行政との関り:福祉課、民生委員との連携
*民間団体との関り:「安心お助け隊」の設立等
*自治会との関り:「もしもカード」の作成、活用等(個人情報の把握と活用)
*生活情報の確認:電話での振り込み詐欺の警戒、弁当配達、洗濯物の管理、買い物手伝い、ゴミ出し、ペットのお世話、等
3.Cグループ:「空き家の活用で地域の活性化を図る」
*空き家の現状について
★狭山市の住宅数・空き家数・空き家率
1:空き家数・空き家率ともに、平成10年から平成15年にかけて減少傾向でありましたが、空き家数・空き家率共に、平成15年を境に、その後増加傾向にあります。
2:ここにデータは示されていませんが、住宅の種類別に見ると、平成25年では一戸建てよりも、長屋建・共同住宅・その他の方が、空き家数・空き家率共に高くなっています。(データは省略)
★空き家・ビジネスの問題点
最も多いのが敷地内での雑草繁茂・樹木の越境・42、8%、
空き家が存在することで、事故の発生を心配する住民の声・36,3%、
さらに空き家があると不安など・26,5%、
空き家が多く、地域の活性化などに支障をきたしている・25,6%、
敷地内にゴミが放置、異臭や害虫が発生・15,3%、などが上位を占めています。
★空き家問題解決に向けての方策
1:空き家を公共的スペースとして活用
2:空き家管理代行サービス
3:空き家を民泊施設として活用
★空き家代行サービスのビジネス化
1:建物内管理代行サービス。
2:敷地内管理代行サービス。
3:丸ごと管理代行サービス。
★その他の管理代行サービスの検討
1:お墓の清掃・お墓参りの管理代行サービス
4.修了式:
小山学長より修了生全員に修了証を授与し、全員で記念写真を撮り、「身近なところでソーシャル・ビジネスの“種”を見つける講座」(全9回)は終了しました。
<受講生の意見・感想>(受講生アンケート調査より)
*今回初めて受講したので、受講生の方々のお話を聴くことの方が楽しくて、自分もいろいろと考えさせられました。
*大変勉強になりました。皆さんの前で発表することの難しさは身に沁みます。
*常に地域、まちづくりを念頭において生活、活動をしていきたいと思います。
*すべてアイディアの講座だったと思います。
(講座の受講生アンケートは現在集計中)
<講座リーダーのコメント>(記入者)草野 喜実勝
*今回は「ソーシャル・ビジネス」の“種”(地域の課題、問題点)を探す目的の講座として、初めて企画した講座でしたが、受講生が14名、しかも比較的若い方も参加され、9回と短期の講座ではありましたが、最終的に3つのグループがそれぞれ“種”を見つけて、ある程度の形にまで「ビジネス・プラン」をまとめ上げたことは、期待以上の成果であったと思う。
*講座の目標として、“種”を見つけることまでとしたので、講座修了後その“種”をどう育て上げて行くか,行けるかを見届けたいという気持ちが強く残った。修了生の今後の活動に期待したいと思う。
最後に受講生全員と小山学長、講座スタッフ全員で記念写真
修了おめでとうございます!