いきがい講座に興味のある方は、スクールバスに乗って四季折々移りゆく自然環境も楽しみながら早稲田大学所沢キャンパスで受講することをお勧めいたします。
早稲田大学所沢キャンパス」のシンボル「人とペガサス」とスクールバス
5月20日(土)いきがい講座第4回授業「少子高齢社会の生活課題」
講師:早稲田大学人間科学学術院教授 臼井 恒夫先生
講義のテーマ
① ライフコースの変化
② 「国民生活基礎調査」からみた世帯構成の変化
~~~~~~~~ 受講生の感想・意見 ~~~~~~~~
❖寿命が延びることは喜ばしことであるが、健康でその寿命を全うすることはとても難しい。女性が老後一人でかなり長い時間生活する可能性が高い事を知り今から備える必要を強く感じた。
❖私達の地区にも孤立化は進んでいるので勉強になった。孤独死は良く耳にしたりする。 今後子供達には頼るつもりはないが少し不安だ。老後どうなるかは、今から用意すべきか考える。
❖「晩婚化と高齢化の影響で、いまや一般世帯に占める単独世帯の割合は3分の1に達し、“夫婦と未婚の子”からなる核家族世帯の割合を上回っている」と説明を聞き、この単独世帯数の割合増加と“標準家族”をモデルに設定された年金や社会保障制度について、もっと知りたいと思う授業であった。
5月27日(土)いきがい講座第5回授業「少子高齢社会と家族生活」
講師:早稲田大学人間科学学術院教授 臼井 恒夫先生
講義のテーマ
①出生率低下の要因 ②結婚行動の変化 ③多様化する家族形成
~~~~~~~~ 受講生の感想・意見 ~~~~~~~~
❖若者の結婚願望がさほど低下している訳ではないから、生活しやすい環境を作っていく事が重要であることを改めて感じた。高齢化の問題以上に少子化は大きな問題と思われる。
❖日本独自の少子化要因として、1990年代以降の長期不況とグローバリゼーションの影響で、「日本型雇用慣行が大きく変化し、若者の非正規労働と失業が大幅に増えたこと。このことにより若者の多くが離家、結婚、出産の先送りを余儀なくされている」言葉ではわかっていたが図表・数字での説明で、人口減少の問題点等分かり易い授業であった。
6月10日(土)いきがい講座第7回授業「いきがいとしての余暇」
講師:早稲田大学人間科学学術院教授 臼井 恒夫先生
講義のテーマ
① 余暇問題の背景と余暇時間の推移 ②余暇の意義と課題 ③余暇と生きがい
~~~~~~~~ 受講生の感想・意見 ~~~~~~~~
❖生涯時間の中で余暇時間が占める割合の大きさにビックリした。老後になって沢山の余暇時間を得ても、それをどのように活用するかは今までの過ごし方に関わるとのことを改めて感じた。そろそろ収束と思っていたがまだまだ活動していこうと背中を押された思いがする。
❖興味深い講義でした。限りある時間を有意義に過ごさなければと思いました。幸いいろいろな活動に参加できていますが、在職中は余暇の方まで考える余裕がなかったのが実情でした。
6月17日(土)いきがい講座第8回授業「生涯学習と社会参加」
講師:早稲田大学人間科学学術院教授 臼井 恒夫先生
講義のテーマ
① 高齢者に特有のニーズ ②生涯学習の理念 ③地域社会の支手としての高齢者
④高齢者の社会参加と学習活動 ⑤サードエイジの生き方と人間関係
~~~~~~~~ 受講生の感想・意見 ~~~~~~~~
❖市民大学の講座を知り受講したことから考えが変わりました。今日の授業で高齢者の教育・生涯学習の大切さを再確認しました。
❖社会参加と学習活動、人間関係の大切さよくわかりました。社会参加・地域貢献活動、どのようにして参加していけばよいのか、これからの課題です。
❖生涯を通して学習し、積極的に社会参加をしていくことが大切であると思いました。またライフスタイルが変化していくなかで自己の心の柔軟性を持って、新しい文化や異なる生活にも対応していくことが必要だと感じました。
8月5日(土)いきがい講座第14回授業「中高年の引退移動の動向」
講師:早稲田大学人間科学学術院教授 臼井 恒夫先生
講義のテーマ
① 高齢人口の分布とその変化 ②高齢期の移動のタイプ ③引退移動の誘致政策
~~~~~~~~ 受講生の感想・意見 ~~~~~~~~
❖高齢者においての移住は、新しいライフスタイルと人間関係を構築するチャンスとも思えるが、近所づきあいや子育てを通して地域と関わってきた者にとっては、とても難しいことだと思われる。しかも墓地などの移動を考えなければならないと思うと、さらに大変なことと感じた。
❖寿命が延び、元気な高齢者が退職後の生きがいを求めて居住地移動する可能性は今後高まるのではないか。狭山市が将来若者だけでなく高齢者すら居なくなる町にならないために、引退移動の受け皿となるような住んで見たい町にするにはどうしたらよいのか。重要な問題提起を考える授業であった。
8月12日(土)いきがい講座第15回授業「現代社会の生活空間」
講師:早稲田大学人間科学学術院教授 臼井 恒夫先生
講義のテーマ
① 高齢者の住宅等の居住問題 ②校外住宅地の変容と変わりゆく住民
③ 高齢者の住まい方の意識の変化と日本の住宅政策 ④高齢者の住宅状況
~~~~~~~~ 受講生の感想・意見 ~~~~~~~~
❖高齢化社会の問題では、国の住宅政策が大きくかかわっている事もあると理解できました。自分の住んでいる狭山市でも近所では高齢者世帯が多いし空き家も多い、まだ交通・買物・医療の点では余り不便さを感じていないが、その中で自分はどう生きるか考えさせられる問題と思います。
❖引退移動も考えたが、後期高齢期のスタートラインを超えた今は移動の選択肢は無くなった。終の棲家となった狭山が住み続けたいまち、住んでみたいまちにするための行政に期待するとともに、一市民としては健康を維持しいきがい講座の仲間と絆を深めて活動を続けることがまちづくりに貢献することになるのではないかと考えた講座でした。