「食文化を通じて外国を知る」(料理教室体験)
開催日時: 平成29年9月5日(火) 13:30~16:00
場 所: 調理実習室
受講生 : 10名 10名中 出席者:9名 欠席者:1名
講 師: 料理研究家 土田丹智子さん、 フィリッピン料理担当 岡村理亞鈴さん、 ネパール料理担当 リジャル・ロムナートさん
【テーマ】 第9回 食文化を通じて外国を知る
今回は国際的料理研究家として有名な土田丹智子氏を招き、フィリピン料理、を岡本理亜鈴さん、ネパール料理をリジャル・ロムナートさんに担当していただき調理実習室で実際に料理を作っていただき、受講生、スタッフともども試食会を開き、お国自慢の料理を味あわせていただきました。
A.フィリピン料理 岡本理亜鈴講師
料理名:マハ・デ・ブランカ(ココナッツ、プリン) デザート
食 材:
・ココナッツミルク2缶(ラティク用:ココナッツミルク1缶)
・練乳1缶
・牛乳 500ml ・コーン 1缶(小) ・片栗粉(250g)
・水 500ml~1000ml
レシピ:
1.具を作る: 鍋の中に、ココナツミルク1缶、牛乳500ml、練乳1缶と水を切ったコーン1缶を入れて、よく混ぜてから中火で煮る(ぶくぶくするまで約20分)
⒉.ラクティク(トッピング)を作る。
フライパンにココナッツミルクを2缶入れて強火から中火と少しづつ焦がします。(15分~20分かかります。)
3.深いボウルに片栗粉を水で溶かす。《片栗粉250gに水約500ml。》最初は水30mlで溶かし、少しづつ水の量を増やす。
4.(1)の具ができたら,火を消して、(3)の水溶き片栗粉を少しづつ入れる。すぐに固まるのでよく混ぜる。
5.(4)をバットに入れてすぐにさます。
6.最後に(2)のラティクをバットの上から振りかける。 完成
B.ネパール料理 リジャル・ロムナート講師
料理名:カレーライス ”ダルバート“ ダル(豆スープ)バートはごはんを意意味する。
食材:ショウガ、ニンニク、
スパイス:ターメリック,クミン、コリアンダー、パブリカ、粉唐辛子、ガラムマサウ
6種類のまめ:
レシピ:
1.ショウガ、ニンニクを細切しなべで褐色となるまで炒める。
2.(1)の鍋にスパイス、、たまねぎ、トマトを加えよく炒める。
ウラド豆、ひら豆、ムング豆など6種類の豆を軽く炒めたのち、圧力なべに入れ、水をたっぷり加えて沸騰するまで煮て(30分)減圧しながら豆が柔らかくなるまで煮る。
3.2-(1)の鍋に圧力なべで煮た豆類をスープごと加えてスパイスとよくなじむまで煮る。
4.電気釜で炊いた米を皿に盛り、それに(3)のダルを加えて、ダルバートを完成する。
受講生9名、スタッフ4名計13名に料理を作った、岡村さん、ロムナートさんを交えて試食会と試食をしての感想及び食事の際のしきたり、習慣、食文化について料理研究家の土田丹智子講師にお話をしていただいた。
~~~~~~~~~~~~~ 受講生の感想 ~~~~~~~~~~~~~
1.ネパールはインドの北にあり、北の中国(チベット地方)と南のインドに挟まれた場所に位置しています。そのためインドの影響を大きく受けています。ネパール料理はインド料理、チベット料理、中華料理が混ざった料理といってもよいようです。
モモ=蒸し餃子で肉は羊の肉が使われている。
2.本日のネパール料理はカレー風料理で、豆のスープを主体とした料理で、味付けもさっぱりとした味付け、日本人の食生活にも素直に受け入れられる味です。スパイスもかなり使用されていたのでかなり辛いと思われましたがマイルドでしたとの感想が多かった。
中国の薬膳料理によく似た材料(豆類)が使われている。
食事の仕方は、右手の指を使って食事をするのが普通とのことでした。
3.フィリピン料理
作り方が簡単、手軽にできるのが魅力。特に子供がいる家庭では、ママの手料理として喜んで食べられているおやつ、デザートである。
~~~~~~~~~~~~~ 講座リーダーの感想 ~~~~~~~~~~~~~
国際交流講座で料理の実地講座は初めてであったが、異国の家庭料理を経験するよい講座となった。このような実習を伴った会食は、それぞれの国の食文化を学び、近辺諸国からの影響を受けて、どのように進化して現在の食事に至ったか等歴史的な考察を含めて興味のある、楽しい講座を持つことができるので、次回は範囲を広げて、世界各国の料理を受講生とともに楽しみたいと思います。