生業(なりわい)の体験を聞く・学ぶ(田仕事・畑仕事・養蚕のこと)
第4回 5月27日
農業に従事しながら、柏原地区の「こどものための稲作の体験教室」を主宰するなど、青少年の育成にも尽力されている。【平成23年青少年育成功労賞】受賞
今回の講義においては、ご自身の米作り体験を中心に講義していただいた。
また、今回は、米の漢字の意味、米に関する漢字には必ず米へんがつくとの話もあった。また、当地方で言われている「よい仕事」の本来の意味は、「結う仕事」が語源で、対価を伴わない農作業の繁忙期の助け合い(互助精神)のこととむすばれた。
先祖代々からの、農業を生業としている家であり、その農作物も多岐にわったっている。今回は、自らの幼少時の養蚕体験を中心に講義していただいた。また、農作物の変遷(※)の話をされるなど、現在も笹井地区の農業の中心的存在である。
また、こどもたちに農業体験を指導されるなどの功労により、【平成24年青少年育成功労賞】受賞
◎市民講師 今坂規子さん(本講座 第2期修了生)
自らが育った養蚕農家の幼少時の体験を豊富な資料を準備し、講義していただいた。
1.懐かしの名品(玩具・森永ハイクラウンチョコレート)
2.サクマ式ドロップの話
3.春の家庭行事について(暦)–昔話「子育ての鬼子母神」
4.端午の節句のはなし—線路はつづくよどこまでも
5.釈迦の花まつり(宋源寺にて) –昔話「ぶしゅうさま」「タケが淵の伝説」「かっばのはなし」解説「豊年足踊り」「狂言」
6.諏訪神社の「なすとっかえ」付録歌詞「狭山音頭」「狭山小唄」
7.うるう年の話
8.閻魔講(えんまこう)
9.養蚕施設のご案内
10.養蚕関連の方言等の講義をしてくださいました。
◎高橋講師からのまとめ
いろいろな生業(なりわい)体験を聴くことにより、今、記録しておくべきテーマをできるだけ早く決めておく。ようにして欲しいとまとめていただいた。
※ 農作物の変遷(主生産地の移動)
耕作農地の土質・天候・気温等により、農作物を変更してゆく現象現在は地球温暖化の現象の影響もあり、北上傾向にある。例えばごぼう等も産地が、どんどん北上化している。