第2回 「ふるさと狭山の魅力」
日程: 平成28年5月9日(月)
講師: 前狭山市長 仲川幸成 様
会場: 狭山元気プラザ 大会議室
受講生: 出席26名、欠席1名
本年度初めての講義は前狭山市長仲川幸成様にお願い致しました。お話は狭山茶で始まりました。胸のネクタイはお茶染であること、本年度の新茶は霜被害もなく大豊作であったこと、狭山市の命名は狭山茶に由来すること、入曽(当時は入間)公民館で狭山茶講座を開催したこと、狭山茶は畦班畔茶が自園自製自販に規模を拡大してきたこと、などでした。また、狭山の歴史ロマンとして、新田義貞や源義高(清水冠者)、北向きに鎮座する八幡神社、入間川の八丁渡し場、イベント“灯の川”で街おこしとの想いも熱く語って頂きました。
一方、行政の長として取り組んだ狭山の魅力である“緑と清流”については、循環型農業のための雑木林保存や街路樹育成の現実的な難しさ、田園都市構想から高度成長期開発への変化、人口増とその後の少子化の問題、狭山市駅西口開発や入曽駅東口整備計画の課題、行政改革と民間活用の方針など、急激な社会情勢の変化に苦慮したことをその背景を含めてお話し頂きました。
最後に、さやま市民大学の受講生に対して、地域社会との連帯によるまちづくり活動への積極的な参画を期待する旨を語られました。なお、講義内容は冊子「語り継ぎたい狭山の魅力」としてまとめる予定です。