さやま市民大学としては、初めての市民大学の対外視察である。
狭山元気プラザ駐車場を後にして、14名を乗せたマイクロバスは、渋滞もなく一路都心に向かう。
荒川沿の車窓から青空の中にそびえ立つ「スカイツリー」は、いつ見ても素晴らしい眺めである。
さて、東京ディズニーのある浦安市は、高齢化率も全国の自治体で最も低く、財政面もトップクラスとのこと、羨ましい限りである。しかし、3・11の東日本大震災は、市域の8割以上が液状化にみまわれたようである。
「うらやす市民大学」は、まちづくり活動を行うために必要な知識や技術を学び、市民自らが地域貢献する協働の担い手として、活躍するための学びの場と理念に述べられている。平成21年6月に開校し、組織の位置付けは、浦安市長公室うらやす市民大学である。「さやま市民大学」は、狭山市が設置し、運営はNPOさやま協働ネットが受託しているが、浦安は行政が直接運営していることに大きな違いがある。
今期(27年度)は、17科目、309名の受講生とのこと。
地域貢献の担い手として活躍するという市民大学の狙いに対して、実際に活躍されている割合は、2~3割程とのことです。この当方と同じ協働というコンセプト、実践に向けての仕組みづくりが今後の課題とのことでした。
本日の講座(高齢化社会を担う市民力)、極最近の話題を材料にパワーポイントを実にうまく使いこなす講師の授業を聴講、そして意見交換は少し時間不足でしたが、今後の「市民大学運営」に大変有意義な視察であったと思います。
予定通り5時過ぎ、狭山元気プラザに無事到着する。