市民大学「公開講座」の利用
さやま市民大学では3年前から、誰でも参加できる「公開講座」を実施しています。市民大学という学びの存在を一人でも多くの市民に知って貰いたいからです。通常の講座ですと、受講募集期間内に申し込みをしないと講座が受けられませんが、公開講座は、随時募集し、関心ある方々に参加して頂いています。また、実施場所は狭山市駅前の市民交流センターを利用、講演時間は夜7時から9時までの時間帯で実施し、学生や社会人にも参加しやすい環境に配慮して実施しています。500円の受講料が必要です。
関心の高まり
平成30年度の公開講座はすでに昨年12月に第一回目「社会人野球の魅力について」(Honda硬式野球部監督・岡野勝俊氏)、今年2月に第二回目「心の処方箋~論語の名言に酔いしれる」(東京家政大学地域推進センター論語講師・打越竜也氏)を実施しました。
第三回目が3月8日(金)に実施されます。テーマは「学びで広がる世界~未知にチャレンジ、出会いが生むネットワーク」です。講師は元県立高校教員・NPO法人ぶどうの会顧問 小平陽一氏。人生100年時代の実りある日常に向けてのチャレンジ精神を学びたいと考えています。
論語の名言に酔いしれた感動
「難しいと思っていた論語が身近なものになりました」「論語のすばらしさを知ることができました」「また、この講義を聞きたい」など、第二回公開講座に参加して良かったという感想が多く寄せられました。論語の「名言」に酔い知れただけでなく、打越先生ならではの「名解説」に酔いしれた部分も大きかったと思います。歴史や古典から学ぶ、学びの真髄に触れた感動を味わいました。
私の感想を一言
いまの世相は「今(いま)だけ、金だけ、自分だけ」。この真逆に論語の思想があります。「先のことを考える、こころが大事、他者への思いやり」。いまを生きるうえで論語を学び続ける大切さを強く感じました。
打越竜也先生には、後日、さやま市民大学の校舎にて再度の論語講座をお願いする予定です。「論語が身近なものになった」と同様、「市民大学が身近な存在になった」と言われるようにわれわれも努力するつもりです。