「半学・半教」は福沢諭吉先生の精神です。人間の成長は、学ぶだけでなく、教える立場にも同時に立つことによって、より輝きが増します。「学びながら教え、教えながら学ぶ」という自己学習サイクルが備わることで、目標が定まり、やりがいのある考えと行動力が身につきます。
「教えることは学ぶこと」とよく言いますが、人に何かを教える領域を持っていて、なおかつ貪欲に学ぶ意欲のある人は、常に輝き続けています。年を重ね、様々な経験を積み重ねてから、なおかつ「学ぶ」という場合には、「学びながら教える」という次への「行動」を準備して学んだ方が学び甲斐が大きくなります。
手打ち蕎麦という趣味の世界に飛び込んで約15年。多くの先輩・先人から貴重な手ほどきを受けましたが、自分で倶楽部を創り、人に教える立場に立ってから、そばとの向き合い方が変わりました。地域イベントにも参加し、「半行(実践)」が加わると、自分の立ち位置が分かり、精進への気持ちが高まります。
私たちの市民大学では、特定の資格を得るための講座はありませんが、学んだことを活かして使えば、新しい世界が拓け、生きがいづくりの機会につながることを予期した講座内容に重点をおいています。
まちづくり、健康生きがいづくり、学習支援など様々な分野で、地域を支えるための課題解決型アドバイザー、サポーター、コーディネーターが必要とされています。「半学・半教・半行」の精神で、しなやかに行動する自分づくりに挑戦し、生きがいを創造してください。