コミ・カフェの存在もさやま市民大学の特色
さやま市民大学がある「元気プラザ」の二階におしゃれな「コミュニティ・カフェ」があるのはご存知でしょうか。もちろん、普段からよく利用して頂いている受講生の皆さんはご存知ですが、全国の市民大学の中でも、常設のカフェがあるのは珍しいと思います。しかも、市民大学自身が運営に関わっているというケースは殆どないと言ってもいいでしょう。
私たちの通称「コミ・カフェ」は市民大学の大切な顏と位置付けています。昼食を提供するレストラン機能がメインですが、受講生同士、市民同士の交流サロンとして使って頂けるように配慮されています。時には、このコミ・カフェを舞台にミニコンサートなども開催しています。気持ちよく利用して頂くための努力と工夫が市民の手で行われていることも知っておいて下さると有難いです。
修了生の手で運営、経営
このコミ・カフェの運営は市民大学修了生が立ち上げて組織、一般社団法人「街活さやま」の皆さんの手で行われています。月曜日から金曜日まで五日間の運営責任を果たしてもらっています。彼らにとっては、コミュニティ・ビジネスのモデル事業の実験の場にもなっています。
営業形態は「ワン・デイ・シェフ方式」と呼んでいますが、月曜日から金曜日までの毎日、営業主体が変わり、メニューが替わります。5つの団体・チームの方々に担当して頂いていますが、市民大学の修了者や運営スタッフ経験者などに運営をお願いしております。一日25~35食くらいの食数が安定的に出れば採算が取れる計画です。狭山のまち全体に市民自身が運営するコミュニティ・カフェの輪を拡げていくためのインキュベーション施設という位置づけになっています。
地域の皆様にとってのサロン、第三の空間
カフェCaféにはどのような意味があるかご存知ですか。喫茶店と呼ばれ、コーヒーを飲みながら、ほっと一息つく場所、空間であることは誰でも知っていますが、私たちのカフェには、もう少し深い意味を込めて、運営にあたっています。
C;コミュニティ、A;アクセス、F;フォー、E;エブリーボディ
「地域の皆様のたまり場」とでもいえる場、空間でありたいという想いをカフェに込めています。世界中に展開しているカフェ・チェーンの雄、スターバックス社はカフェを家庭、職場に次ぐ「第三の空間」と位置づけ、世界中の人々に愛され、大成功を遂げました。普段の生活の中で、このようなほっとできる空間が人間には必要なのです。
5月から金曜日のシェフが入れ代わります
時々、ワン・デイ・シェフが入れ替わりますが、5月から「金曜日の担当」が変わります。昨年秋から始まった後期講座「食と農のコミュニティ・ビジネス講座」を受講され、修了した豊泉さんご夫妻が、地元の「さやま野菜」を上手に使ったヘルシーで、美味しいラーメンを提供して下さることになりました。本講座修了生の第一号のコミュニティ・ビジネスが始まります。豊泉さんのチャレンジを是非応援してやってください。食べに来て頂くこと自体が強い応援になります。
私たちのさやま市民大学は、コミュニティ・ビジネス=市民起業家を育てる場、応援する場でもあります。成功を祈ります。
日替わりシェフが作るランチは絶品です