☆ 日時:9月12日(土) 10時40分~12時10分
☆ 場所:狭山元気プラザ 大会議室
夏休みが終わり、後期講座のスタートです。今年は5回の講座が、所沢のキャンパスを離れ狭山元気プラザが中心になりました。まず今日の「共通科目」から始まり、狭山市民体育館での「体育祭」。ちょっと間が空いて10月10日からは、狭山元気プラザ体育館での「太極拳」が3回続きます。
1.「共通科目」とは…
さやま市民大学開設の理念は「元気な狭山を支える人づくりと人を活かす仕組みづくり」にあります。市民の「いきがい」を創造し、地域を支える人材を育成するために、幅広いジャンルの講座が開設されていますが、修了後に、何らかの市民活動を始めて頂く際に、できるだけスムーズに活動を進められるよう、基本的な知識を共有していただくための共通科目を、以下のように、それぞれの講座のカリキュラムに折り込んでいます。
《必須科目》
①狭山市を知る:狭山の歴史概観…講師:元狭山市立博物館館長 髙橋 光昭
②「まちづくり」についての基本理解:
・「まち」を「つくる」の意味を考える…講師:さやま市民大学 学長 小山 周三
・協働による「まちづくり」とは…講師:協働自治推進課 職員
《選択科目》
③ボランティア活動とまちづくり…講師:ボランティアの止まり木 山田 恵一
・ボランティア活動とは、どんなことか ・地域の課題への取り組み方
④市民活動の組織とマネージメント…講師:市民活動諸団体の代表者
・学んだ成果を実際の活動に結びつけるための組織づくりとは
・継続的かつ実効ある活動を展開するための組織運営の要点
2.協働とまちづくり 講師:さやま市民大学学長 小山周三(10:40~11:20)
テーマは、「まち」を「つくる」の意味を考える…プロジェクターを使っての説明。
色々と有意義なお話が続きましたが心に残るのが、
①「まち」の意味~なぜ「ひらがな」がよくつかわれるか?…街⇒商店街、住宅街、官庁街。町⇒入間川、狭山台などの地区・地域。都市⇒狭山市全体。まち⇒地域コミュニティ(共同体)~暮らしに必要な「共同の場」
②まちづくりは「幸せの地域デザイン」…・もらう「幸せ」、・与える「幸せ」、・して差し上げる「幸せ」
③今日のまとめ…・たった一人の力で、一つの物から、一つの店から、一つのコトから、まちは変わる。・一歩の踏み出しが未来をつくる。・自分の出来る、関われる、まちづくりを考える。
3.協働について 講師:狭山市市民部主幹 濱田 美佳(11:20~11:30)
狭山市発行の、協働ガイドラインハンドブック「わたしたちが創る、笑顔あふれるまち狭山」をもとに、協働とは?について説明を受けました。
協働とは…市民や市民団体と行政が、持てる知識や技術や資金を出し合って、市民福祉の向上と自分自身の満足と生き甲斐を得ることである。
主幹より、行政の窓口に、色々な困りごとを持ち込んで下さい…それが、協働の始まりです! と、心強いお言葉を頂きました。
4.市民活動の組織とマネージメント 講師:ボランティアの止まり木・山田 恵一様
「ボランティア」についての貴重な話を伺いました。 (11:30~11:55)
・無償でやるからではなく「自発的にやる」のが、ボランティアである。
・ボランティア活動には4つの性格がある
①応答・自発性、②相互・社会形成性、③無償・無給性、④先駆・開拓・創造性
今、社会で何が求められているかを考えながら、よりよい社会を自分たちの手で創る
・ボランティアを始める上での注意点
① 興味や関心がある、身近なことかから始めよう!
② 無理をしない! 余裕を持ってできることから。
③ 約束・ルールを守ろう!
④ 相手や関係者の立場を尊重しよう!
⑤ 保険に入ろう! 不慮の事故に備えよう。
5.ボランティア活動の事例発表 講師:NPO法人コモンズ代表・常世田(とこよだ) 幸久様
・きちんとした組織とは…、・しっかり運用するとは… (11:55~12:10)
① コモンズ設立と活動の推移について…平成23年5月に設立
② 活動指針…出来ることを出来る時に、誰もが持てる能力を発揮、いつまでも自分らしく安心して暮らせるまちづくりに貢献すること。
シニアの知識・技能⇒地域の財産であり、市民力を発揮する場所作りと提供をする。
③ 現在の状況…会員数は役員含め約100名、利用会員数が655名
④ 主な事業展開は…・人材育成事業、・コミュニティ事業、・生活支援事業の3本柱で。
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今日はいつもと違う環境でした、それでも8件のカードを受けました。
スペースの関係で2件だけ公開します。
Q.学長の話から 見る⇒見られる。 支える⇒将来、支えられる。まち⇒暮らしに必要な「共同の場」。 して差し上げる「幸せ」~関わりから生まれる幸せ感。
とても勉強になり心に留めて、これからのボランティアをしたいと思います。
濱田主幹から 協働のまちづくりの課題をつなぐ場と聞けてうれしかった。 若い市長さんの話、行政改革になるといいですね。他に、ボランティア団体、活動で大事な基本を改めて教えられました。
Q.学長の言われる「支える⇒支えられる」の生き方を目指していきたいですね。意識を変え過ごすこれからの人生で元気な今、人のために役に立つことが出来るように、新しい出逢いを大切にする心がけで過ごしていきたいと思います。
市役所が身近に感じられた濱田主幹の温かな心に、新・狭山市が誕生すると感じました、とても嬉しいです。協働に支えられ、支える自分づくり、まちづくりを目指していきたい改めて思いました。