日時:平成27年9月25日 13時~16時30分
内容:「堀兼の魅力に触れる(現地視察&体験)」
① いしかわ屋肉店(さといもコロッケ開発経緯)
② 光英寺(堀兼地区の元祖寺子屋)
③ 狭山ベリーランド(果樹園、しいたけ栽培ハウス見学)
④ 農村環境改善センター(短冊型農地の見学、里芋畑の広がる風景)
⑤ 寿園(狭山茶の特徴、工場見学)
⑥ ゆでまんじゅう作り(郷土食の調理、実食)
「アツいっ!」さわやかを通り越した強烈な日差しが降り注ぐ中、第2回目の講座として堀兼の現地視察&体験が行われました。
まず受講生たちは新狭山ハイツに集合。最初は新狭山ハイツ内にある、いしかわ屋肉店にて、さといもコロッケの試食です。さといもコロッケの開発に携わったさやま里芋増産倶楽部の内田さんに里芋を一株持って来て頂き、里芋の解説、開発裏話を聞きました。初めて見る里芋の株にみな興味津々。狭山産の里芋はブランド品として高値で流通しているということを知り、感嘆の声が上がりました。給食で食べたという受講生もいて若者講座ならではの感想もありました。
次に立ち寄った光英寺では歴史を感じ、狭山ベリーランドではおもわずお土産とソフトクリームに手が伸びる人も。そして堀兼を象徴する風景ともいうべき里芋畑に到着。初回の講義で学習した短冊型農地を実際に見ながら毛塚講師よりレクチャーを受けました。この光景は埼玉県の「ふるさと緑の景観地」にも指定されており歴史的な評価も高いということです。
続いて向かったのが狭山茶の製造元・寿園です。よく冷えた水出しの狭山茶のおもてなしを受け、暑い中を歩いてきた受講生たちは感動していました。お店の奥富さんから狭山茶にまつわるお話と製造工程の説明を頂き、時が経つのも忘れて聞き入っていました。茶の花の蜜はとても甘いと聞き、受講生からは「では茶の花のハチミツを作ったらいいのでは?」というアイデアも出ました(でも花を咲かせると茶葉の味が落ちるそうです)。
最後は新狭山ハイツに戻ってJAいるま野の武蔵野食文化推進者の方々のご指導のもと、「ゆでまんじゅう」作りです。「ゆでまんじゅう」は堀兼や武蔵野につたわる郷土食で通常のまんじゅうは蒸かしますが、これはゆでるのです。餡を生地で包んでまんじゅうのカタチを整える時、なぜかヒトデ?やクマ、餃子の型まで出現。ここでも若い自由な発想が垣間見えました。最後にゆであがったまんじゅうを満足して頬張り、見どころいっぱい、おなかもいっぱいの受講生たちでした。
今回のこの視察&体験を参考に次回以降は「ではどういうツアーを組みたいか?」という課題に取り組んでいきます。今日の体験を通じて何かひらめいたことがあったのか?自由な発想から何が生まれるか期待したいと思います。