日時:平成27年11月14日 10時30分~17時
場所:堀兼公民館周辺
内容:堀兼の魅力あふれるモニターツアーの実施
この講座もいよいよ最終回。今回は前回発表したツアープランをモニターツアーとして実行に移す日です。受講生やその友人を中心として参加者を募った結果、午前中は15名、午後は12名の参加がありました。
午前中はまず「幻の里芋掘りツアー」です。肌寒く小雨も降る中、狭山市4Hクラブの皆さんのご指導を仰ぎながら、二人一組になって里芋を掘りました。土を手で掻き分けながら、里芋を傷つけないように慎重に掘り進めていく作業が、思いのほか楽しかったようで、みないい笑顔を見せていました。
次に堀兼公民館に戻って収穫した里芋を使って、さといもコロッケとけんちんすいとんを作りました。若い参加者たちは、料理し慣れている者、手元が覚束ない者と様々でしたが、一緒に作業をすることで不思議と連帯感が生まれていました。できあがった料理も最高に美味でした。
当初予定のバーベキューやうどん打ちを外し、「里芋」に絞った内容でしたが、一緒に掘って一緒に調理をするという体験型のツアーとして、これだけでも十分に盛り上がったツアーでした。
そして食後は午後のもう一方の「堀兼茶屋巡りツアー」です。
まずは宮野園さんを講師にお茶に関するミニ講座を受けました。お茶の歴史、効用から始まり、淹れ方、作法を丁寧に教えて頂きました。講座の途中には玉露の試飲もあり、100グラムあたりウン千円という高級茶を頂くと参加者からは「美味しい!」という感嘆の声が漏れました。そしてその茶葉を食べてみるとまたびっくりするほど美味しい!めったに口にすることのない味に皆、目を輝かせていました。
その後は2グループに分かれて、堀兼のお茶屋さんである服部園と寿園を順番に巡りました。それぞれの園で製法が違い、味も全然違うこと、初めて行ったお茶屋さんに参加者は新鮮な驚きを感じたようです。今回は道中の写真を撮りそれを評価しあうというゲームは時間の制約上断念しましたが、逆にお茶に特化したことでお茶の奥深さに触れ、知識欲も満たされる内容になったと思います。
このセミナーはこれで一区切りとなります。5回という短いセミナーでしたが、ここから生まれたプランをもとに3月に本番ツアーを実施するというのが最終的な大きなミッションです。12月4日にはモニターツアーの振り返りと検討打合せも行うことになりました。3月の本番ツアーに向けてさらなるブラッシュアップが続くのでした。
<おわりに>
今回、初めての若者限定講座として開催されたこのセミナーでしたが、若い受講生たちが一緒になって討議し、活動している様子は、まばゆいばかりの輝きを放ち、そのパワーは大きな期待を抱かせるものでした。これからも市民大学、狭山市の活性化に欠かせないものであると感じました。
そして最後になりますが、今回のセミナーが無事に開催できましたのも一重にご協力頂きました皆様のおかげです。新狭山ハイツ管理組合様、いしかわ屋肉店様、さやま里芋増産倶楽部様、寿園様、JA武蔵野食文化推進者様、狭山市4Hクラブ様、宮野園様、服部園様、そして毛塚講師、大変お世話になりました。みなさん誰もが「狭山のため、堀兼のため」と快諾して頂きました。狭山の魅力を発見するのがこのセミナーのミッションでしたが、今回出逢った皆さんは間違いなく狭山の財産でした。ここに厚く御礼申し上げます。
皆さま、本当にありがとうございました。 スタッフ一同