☆開催日 :平成27年10月13日(火)9:30~12:00
☆場 所 :狭山元気プラザ A棟3F 教室2
☆講座内容:介護保険制度等の理解
①地域包括支援センターについて
②介護保険制度の概要
③精神障害者福祉手帳及び成年後見制度について
④狭山市の地域資源について
☆講 師 :狭山市各地域包括支援センター職員
・授業1時間目は「地域包括支援センターの業務について」堀兼・奥富・新狭山地域包括支援センターの堤さんから「目的や今後、認知症高齢者の増加が見込まれることから、認知症高齢者の地域での生活を支えるためにも、地域包括ケアシステムの必要性を強調、センター事業、総合相談事業、権利擁護事業、認知症予防・啓発のための各講座、包括・継続的ケアマネジメント支援業務、介護予防ケアマネジメント業務、一時予防事業・・・等について講話があり、市内には現在5か所の地域包括支援センターがありますので「お気軽にご利用ください」と締めくくった。
・授業2時間目は「介護保険制度の概要について」柏原・水富地域包括支援センターの斉藤さんが登場。加齢とともに病気がちな人も増え、介護が必要な人の割合も増えてきます。続けて「あんしん介護険(狭山市・平成27年4月1日発行版)」を基に説明。介護保険法制定の背景、介護保険料の支払い、介護保険の保険者、介護認定をうけるには(申請、認定調査、主治医意見書、介護認定審査会、更新の必要性など)どのような方が受けられるのか(65歳以上の第1号被保険者、40歳から64歳までの違い、要介護状態区分、利用できるサービス、訪問介護・看護、通所介護、短期入所生活介護、施設入所、福祉用具貸与、住宅改修と講話があり、受講生2人から「介護保険の認定」についての質問があった。最後に、76歳の認知症男性を例にとり具体的事例で締めた。
・3時間目は「精神障害者福祉手帳及び成年後見制度について」富士見・狭山台地域包括支援センターの松原さんから「対象となる方、障害の等級、受けられるサービス、心身障害者医療費助成制度、精神障害者であれば手帳の有無に関わらず受けられるもの、精神障害者福祉手帳に関してわからないことは障害者福祉課へ」と時間もなく、急ぎ足で次の「成年後見制度」への説明。
・成年後見制度とは、種類、利用、利用するための申し立て、手続きの流れ、成年後見人、その仕事、義務や任期、後見制度支援信託、その利用、任意後見制度、成年後見登記制度について説明。お問い合わせ窓口を紹介して終わった。
最後の講義は「狭山市の地域資源について」入曽・水野地域包括支援センターの友近さんから「狭山市には医師会より認定をうけたもの忘れ相談医(1回目の教材として資料配布)26名いる。県では、認知症サポート医の養成を推進しており、地域における医療ネットワークの中心を担う「認知症疾患センター」の業務は、①専門医療相談②鑑別診断とそれに基づく初期対応③認知症周辺症状への対応④認知症医療に関する情報発信であり、埼玉県で10か所、狭山市ではあさひ病院が指定されている」。と最後を締めた。