はじめてのヨガ
日 時:7月9日(土)10:40~12:10
講 師:RIOYOGA代表 小山 莉央 先生
受講生:出席8名(欠席0名)
今日の講義は前半座学でヨガを知り、後半実技でヨガを体験します。講師は地元練馬でヨガクラスを開催している小山先生。60代以上向けの健康維持クラス、社会人向けの心身の疲れを取るクラス、学生向けのセルフケアを学ぶクラスなど、主にリラックス系のヨガを担当しているそうです。本日はヨガを初めて体験する方向けの講義です。
ヨガは縄文時代から……
ヨガは紀元前2500年頃インド地方発祥とされています。今から4500年前といえば、日本は縄文時代……。当時の遺跡の中に、あぐらの姿勢で瞑想している人の絵があったのだそうです。より良く生きるには心を整えると良いとされ、瞑想が行われるようになったと考えらます。瞑想するには呼吸を整えることが大事です。そのための安定してしなやかな身体が必要なことから、1200年代には様々なヨガのポーズが生まれました。日本には100年ぐらい前に、海外に行った日本人からヨガが広がりました。アメリカからはフィットネス要素の強いヨガが入ってきています。ヨガには、体を整え、呼吸を整え、心を整え、瞑想して心の平安を目指す「ハタヨガ(今回の講義のヨガ)」の他に、瞑想する「ラージャーヨガ」、哲学を学ぶ「ジニャーナヨガ」、日常行動で気を付ける「カルマヨガ」などがあります。
ヨガの特徴 ~ストレッチや座禅との違い~
ストレッチは身体を健康にしますが、ヨガは心を健康にするために生まれました。ヨガは呼吸を大切にします。意識は自身の内側に向いていきます。ポーズを取ることで適切な筋肉がつき、柔軟性が増します。深い呼吸を行うことで自律神経の働きが整います。瞑想することで気の持ちようや考え方が変わります。仏教の座禅との違いを良く聞かれるのですが、ヨガは宗教ではありません。ヨガの考え方や瞑想法が宗教に取り入れられたのです。
ヨガの呼吸の基本は鼻呼吸です。右の鼻の呼吸は体を活性化させる太陽のエネルギーを司り、左の鼻の呼吸は体を鎮静化、リラックスさせる月のエネルギーを司っているのだそうです。
いざ、実践! 「初めてのヨガ」
「講師とペースがずれていてもOK」とヨガの実習が始まりました。呼吸を意識しながらポーズをします。ヨガのポーズは人によって合わないものもあります。違和感や痛み、嫌な感覚があったら中断します。完成形を目指したり、周りの人と競争する必要はありません。あくまでマイペースで進めて大丈夫です。繰り返し行ううちに慣れて心地よさや集中を感じやすくなります。
受講生感想
◆ 「ヨガ」の講義(座学・実技)を受けたのは初めてです。短時間なのに予想以上に汗が出たのには驚きました。長年入浴後に簡単なストレッチを続けているので、マットでのヨガはそれほど大変ではなかったのですが、鼻での呼吸法は難しくて、頭の中は絶えず混乱していました。また、60歳近くまで水泳をしていたせいか、ゆっくり鼻で吐くことはできたのですが、吸う時にすぐ口で吸ってしまい、そこがとても難しかったです。でもこの猛暑の中、涼しい部屋でいつでも出来る運動に出合え、とても嬉しいです。これからも続けたいと思います。
◆ 「ヨガ」には興味がありましたが、触れるチャンスがなく現在に至りました。今回初めてヨガの基礎を勉強する機会に恵まれ、小山先生に感謝です。最初の基礎解説及び実技指導の細部にわたり、指導者としてのベテランの味が良く出ていたと思います。
◆ 3年前さやま市民大学学園祭時元気プラザの体育館で講演して貰った時は場所も広く、ヨガマットやバスタオルを敷くスペースが充分ありました。今回は受講生の自宅の限られたスペースでの体験だったので懸念されましたが、講師のポーズがパソコン画面でよくわかり懸念は払拭されました。