☆開催日:平成26年10月30日(木)9:30~11:45
☆場所:狭山元気プラザ グラウンド
☆講座内容:・実習「消火・救出総合訓練について
☆講師:さやま救急ボランティア(団体)高安昭文、新良守克(他8名)
実習2日目である。受講生の運動できるジャージ姿が目立ち凛々しい。授業の前に消防車で資機材の搬入、救急ボランティアの消火活動の手本でスタートした。
とにかく、大規模な災害時には行政による救出救助が十分に対応できないことから、住民が隣近所とお互いに助け合い、負傷者等の救出やいざという時の応急手当が適切に行えるように、資機材の取り扱いや、基本的な救護法を訓練することが必要なので受講生も真剣。
中でも安全に避難するための、負傷者救出に活用するロープの取り扱い「もやい結び」「まき結び」は簡単そうで難しいようだ。そして各班に分かれての実習である。
1班は①安全確認②消火③救出④負傷者の搬送を想定し、リーダーの指示で対応の応用。2班から5班と骨折や出血、建物の下敷きや意識不明、野次馬侵入とそれぞれ想定を変えての実習訓練。そこでは、救出用器具の取り扱い、救急蘇生法、応急手当等、助けを必要とする人の救出・応用訓練を行った。
「監視役の重要性やリーダーは自ら動かないで口での指示、野次馬は気にせず私たちは防災リーダーです。任せてください」という指摘は印象に残った。
最後に、新良守克講師が「救出活動は危険と直面、活動に当たっての間違いや失敗は助けられる人はもとより、助ける人自身の事故にもつながるから、諸動作の確実性と安全性の確保が必要です」と締めくくった。
実習2日目。真っ青な空の下、救急ボランティア(左)の説明に聞き入る受講後の地域のボランティアリーダーたち。右は簡単そうで難しい「ロープワーク」が、うまく結べないて苦労する受講生も。=狭山元気プラザ グラウンドで
写真左は、防災リーダー女子会の消火活動。なかなか的に当たらないようだ。
右は「火」の的に見事に的中した場面。左端のリーダーがうまくリードした。
写真左から、骨折や出血者への対応。リーダーはマイクを持って指示する。
右は搬送場面(頭の方から「いち・にの・さん!」と持ち上げる。足の方からスタートするよ)。
写真左は、「俺の方が重傷だよ。先に搬送してくれ」と、いう手前の被災者より奥の方を先と 判断したリーダー。 右は「そうじゃないだろう。早くしろよ」と野次馬(手前も)にも「まかせてください。我々は防災リーダーです!」