日程: 10月21日(月)
講師: 狭山市文化団体連合会 前会長 横山千枝子 様
俳優・声優 戸村美智子 様
会場: 狭山元気プラザ 大会議室
受講生: 出席25名
学園祭後、早々の講座では学園祭口演を成功裏に終えたことによる安堵で緊張がほぐれたことやグループ練習により仲間意識が高まったためか、受講生の皆さんの表情は相対的に和やかであり、笑顔に溢れていました。
1.発声練習・活舌訓練
久しぶりに「アイウエオの歌」から始まりました。初めはゆっくり、そしてスピードを上げ、口回りの口輪筋を動かしました。当初と比べて、朗読のスピードが揃ってきたようです。
「あいうえおの歌」(北原白秋作)
1.あめんぼ赤いアイウエオ うき藻に子えびもおよいでる。
2.柿の木栗の木カキクケコ きつつきこつこつかれけやき。
3.ささげの酢をかけサシスセソ その魚浅瀬で刺しました。
4.立ちましょラッパでタチツテト トテトテタッタと飛び立った。
5.なめくじのろのろナニヌネノ 納戸にぬめってなにねばる。
6.鳩ぽっぽほろほろハヒフヘホ 日向のおへやにゃ笛を吹く。
7.まいまいねじまきマミムメモ 梅の実落ちても見もしない。
8.焼栗ゆで栗ヤイユエヨ 山田に灯のつく良いの家。
9.雷鳥は寒かろうラリルレロ 蓮花がさいたら瑠璃の鳥。
10. わいわいわっしょいワイウエヲ 植木屋井戸がえお祭りだ。
2.狭山の民話「射留魔のテント山」に取り組む
今日から、入間川地区に伝わる「射留魔の天道山」(今坂柳二採話、「武蔵野の伝説 狭山編」より)に取り組みました。
民話の内容は「むかしむかし、二つの太陽があらわれて、夜のない日照りが続き、農作物は枯れ、農民は寝不足になり疲れ果てていました。一つは幻魔が化けた太陽だろうと退治することになりました。弓の名人がテント山(今の狭山市立入間川東小学校付近)あたりに登って、にせものの太陽に向かって弓を射ると、三本足のカラスが落ちてきて、太陽は一つになりました」という話です。
語りの練習では、一人一人の担当部分を語り、戸村先生と横山先生から、状況に応じて間を十分にとることや語るスピードに変化をつけること、トーンを変えたり語尾を上げることなどで、情景や気持ちの転換が表現できることなど、一人一人指導を受けました。
最後に、質問タイムが設けられ、疑問に思うか所毎に先生方から丁寧に解説していただきました。
本日の講座に参加できた自分に感謝して終了しました。