子どもの体力向上とトレーニング
日時 : 令和元年9月28日
場所 : 早稲田大学所沢キャンパス
講師 : 早稲田大学研究助手 原村未来
認知機能測定
二つの情報の不一致に正しく速く反応するためには、その干渉を「抑制」しなければならない
運動が子どもの認知機能に及ぼす影響
持久力の高い子どもは課題(テスト)に対して、より多くの集中力や注意力を配分することができる
運動の種類・強度と認知機能との関係
時間・場所の制限があり、学校教育の中で取り組むトレーニング処方としては簡易的に介入できない
小・中学生における体力と認知機能との関係
筋力・反復横跳び・20mシャトルランの運動能力テストの結果、体力の高い子どもは認知機能が高い
子どもの認知機能には、どのような体力要素が関係しているか
運動の種類の違い
1日5分間の短時間運動で全身持久力は改善する
“1日5分間”の低~中強度運動でも、継続的に実施することで発育期の子どもの体力および認知機能は改善する
受講生の感想・意見
- 子どもが運動を継続し行うことにより、体力、認知機能が改善することを理解した。
- 現代の子どもの体力が低下する傾向には、問題があると思う。1日5分間 中程度の運動で体力、認知機能が改善するのは中高年にも応用できる。
- 運動能力の向上が、子どもの知的能力向上に大切なことが理解できた(運動のできた子どもは、頭も良かったという子どもの頃の思い出とも一致する)。