日程: 7月22日(月)
講師: 狭山市文化団体連合会 前会長 横山千枝子 様
俳優・声優 戸村美智子 様
会場: 狭山元気プラザ 大会議室
受講生: 出席27名
1)発声の練習「あいうえおの歌」(北原白秋作)
うっとうしい梅雨空を晴らすように、大きな声で、「あいうえおの歌」を朗読しました。口回りの筋肉と舌の動かす準備体操です。いつでもどこでもできます。
2)「ミナさんの夢地蔵」(廣澤一岐採話)
・「ミナさんの夢地蔵」は、入曽地区金剛院に安置されている地蔵さんのお話しです。
・採話者広沢一岐氏は、狭山を愛し、童句を愛し、狭山市史の編纂に尽力し、公民館やさやま市民
大学で講師を務めた(本名)広沢謙一氏です。広沢氏が明治7年生まれのおばあちゃまから友達ミナさんと地蔵さんの話を聞き、民話にまとめました。
・「こかわ」(入曽上水)の底に眠っていた地蔵を探し出して、大日堂前に安置されたが後に金剛院の中央霊園(南入曽539)に移されました。熱心な信者だった吉野久次郎の夢枕に地蔵が立ち「信州湯ノ瀬に温泉を掘り、人々の息災を守るべし」とのお告げを受け、温泉を掘り当てることができました。そこなことで、長野県小諸市の湯ノ瀬温泉に遷座されました。それ以来、夢を叶える「夢地蔵」と呼ばれるようになりました。入曽の住民の願いで、平成11年(1999)、夢地蔵はふるさと南入曽の金剛院中央霊園に戻りました。
・この民話には、「狭山弁?入曽弁?」が随所にあり、受講生の皆さんは戸惑っていますが、先生方
のご指導があれば、上達すること間違いないでしょう。楽しみです。
・後半では、二グループに分かれ戸村先生と横山先生から丁寧な指導を受けました。
固有名詞、地名、人名には注意を払い、ゆっくりと、でも大きな声を出すことなく強調するこ
とで、その時の想いを聞き手に届ける。大事なポイントです。