少子高齢化の諸問題
日時 : 平成31年4月20日
場所 : 早稲田大学所沢キャンパス
講師 : 早稲田大学教授 臼井恒夫
平成31年度「健やかいきがい講座」に36名の受講生が、新緑の燃える「早稲田大学所沢キャンパス」ケヤキ並木のトンネルを通って、授業に臨みました。
1.日本の高齢化の現状
① 高齢化率は27.7% (2017.10.1現在)
・我が国総人口(12,671万人)に占める65歳以上人口(3,515万人)の割合(高齢化率)は27.7%。世界で最も高い高齢化率。
・ 我が国の高齢化率9%(1970年)→14%(1994年)……24年
② 2065年高齢化率は38.4%。平均寿命は男性84.95歳 女性91.35歳
2.高齢化の原因と高齢社会の特徴
死亡率低下・出生率低下
3.少子化の要因
非婚化・晩婚化・晩産化
4.人口減少社会と出生率の回復
出生率が1.8や2.07となる年次が5年遅くなると将来の定常人口は概ね300万人程度少なくなると見込まれている。出生率の回復は究極の高齢化対策とも言われている。
5.ライフコースの変化
① 家族周期の変化
② ライフコースの変化
6.世帯構成の変化と高齢者の孤立化
放課後現役学生ガイドの案内で所沢キャンパスツアーを実施。新緑の雑木林に囲まれた自然豊かな大学キャンパスの充実した諸施設を見学。学生ガイドから早稲田大学の現在の取り組みと理念も聞くことができ、受講生にとって有意義なキャンパスライフの期待が持てるツアーでした。
受講生の感想・意見
・高齢化の現状が良く理解できました。人口増加には、出生率の回復が望ましいと感じました。
・少子化対策が非常に大切ということが良く分かりました。