内容: 発声練習・活舌訓練、民話「なすとっかえと竜神様」の学習
日程: 5月13日(月)
講師: 狭山市文化団体連合会 前会長 横山千枝子 様
会場: 狭山元気プラザ 大会議室
受講生: 出席28名
第3回目の授業では以下の内容を学習しました。
1)呼吸法
肩に力を入れない自然な姿勢をして、深い腹式呼吸で肺に新鮮な空気に入れる練習。
2)発声法
のどに力を入れない、たくさんの空気を吐くことで大きな声を発する。
「ア エ イ ウ エ オ ア オ カ ケ キ ク コ カ コ
サ セ シ ス セ ソ サ ソ タ チ ツ テ ト タ ト
ガ ゲ ギ グ ゴ ガ ゴ ・・・ 」
「キャ キェ キ キュ キョ キャ キョ
シャ シェ シ シュ シェ シャ シュ 」など
【無声音】
タクシー あります 朝日 タクシー ネクタイ 心 など
【拗音】
石屋と医者 病院と美容院 眼医者と名刺屋 など
【活舌訓練】
青空大空 江戸時代の井戸 初々しい姉 亜麻色の髪の乙女は、愛情溢れる
寄宿舎を取材した岸記者 批評家の批判がひしひしと伝わる など
【区切りの場所に注意】
彼はケチで金持ちの人がきらいです
【外郎売りの台詞】
外郎売は、2代目市川団十郎が外郎家の薬で持病が治ったことで創作した歌舞伎の口上 です。享保3年(1718)江戸の森田座で初めて外郎売に扮して弁舌爽やかに披露したことから評判になりました。したがって、いかに、立て板のごとく、大きな声で、はっきりと語ることが訓練になるのです。
「拙者親方と申すは、御立会いの中に、御存じのお方もござりましようが、お江戸を発って二十里上方、 相州小田原一色町をおすぎなされて、青物町を登りへお出でなさるれば、欄干橋虎屋藤右衛門、只今は剃髪いたして円斉と名のりまする。元朝より大晦日まで、お手に入れまする此の薬は、昔ちんの国の唐人、外郎といふ人わが朝へ来り、帝へ参内の折から、此の薬を深く籠め置き、用ゆる時は一粒ずつ、冠のすき間より取出す。・・・」
3)狭山の民話「なすとっかえと竜神様」(池原昭治氏採話)学習
「なすとっかえと竜神様」は、入間川地区にある入間川諏訪神社近在に伝わる昔ばなしです。
「神社の裏に沼があり、沼に住む竜神があばれて村民は困っていたのですが、ナスを沼に放り投げると竜神が暴れなくなり、それ以来なすが夏病に効くことを知り、お祭りが始まった」というお話です。