早稲田大学所沢キャンパスの職員用駐車場の入り口です。土曜日はゲートが開いていて、さやま市民大学いきがい講座の受講生も利用することができます。
5月26日(土)いきがい講座第6回
「首都圏の老いの様相」
講師: 早稲田大学人間科学学術院 臼井 恒夫教授
高度経済成長時代からほぼ半世紀が経過した今日、わが国が初めて迎える人口減少社会、超高齢社会が大都市近郊の郊外住宅地にもやってきている。住民の高齢化やインフラの老朽化が進み、生活者のライフスタイルが多様化したことによって、大都市近郊の郊外住宅も多くの課題を抱えつつあるといえる。人口減少、少子高齢化が都市にもたらすインパクトを中心に、「首都圏の老い」のスケールや進行スピードについて考えてみる。
1.日本の地域別人口の推移(人口問題研究所「日本の将来推定人口」より)
総人口が一貫して減少を続けるなかで、2030年以降はすべての都道府県で 人口が減少する。
2.狭山市の人口と世帯、2005年と2015年の比較
3.郊外住宅地における老いの進行
高度経済成長期に大量に移り住んだ住民層が高齢化し、高齢者が急増する郊外住宅地の課題とは。
資料出所: 臼井教授著作 いきがい講座テキスト「首都圏の老いの様相」より引用
~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【受講生の感想・意見】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
❖本日の講義のデータは、実感している現実とぴったりでとても納得が行きました。これから起きる空き家問題も深刻であると思いぞっとしました。
❖狭山市の少子高齢化・人口減少の実態が良く分かりました。
❖始まっている、人口減少・高齢化は様々な要因があることに気づかされました。高齢者や子育て世代に対応した町づくりを進める必要性を感じます。
❖認識はしていたが私の住んでいる地域はまさに「双六のあがり」。今年は子供の声も聞こえなくなり、お年寄りも外には出てこなく、ひっそりとしている。今はバスの便が良いがこの先はどうなるのだろう。
❖高度経済成長時代から約50年が過ぎ、大都市近郊の市町村の人口、世帯数の変遷・課題がグラフ等の説明でよく分かりました。また、狭山市の状況、近郊の川越市・所沢市他の人口・世帯数の変遷及び郊外住宅地の課題がわかり有意義でした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~