所沢キャンパスの校舎は敷地の自然を60%以上残し、都市の回廊を
イメージして、らせん状に登っていく建物に教室が配置されています。
1月19日(土)いきがい講座第29回
「スポーツ活動と皮膚の健康」
講師:早稲田大学スポーツ科学学術院 枝 伸彦講師
1.健康の考え方
①健康の定義:健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること。
②健康寿命とは:健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間。
2.健康な皮膚とはどんな皮膚か
①皮膚障害因子(悪くなる因子)
・外部からの影響:紫外線・放射線、外力・外傷、病原体・アレルゲン、温度・湿度
・内部からの影響:加齢、疲労・心理ストレス、内分泌・ホルモン、栄養
3.皮膚の恒常性を保つための機能
①物理的バリア:水分保持機能 ②免疫バリア:免疫抗体、細胞性免疫 ③生化学的バリア
4.皮膚バリア機能を高める方法
①生活習慣美容 ②運動 ③栄養
5.運動と皮膚バリア機能の関係
①過度なトレーニングは皮膚バリア機能を低下させる。②楽しく無理せず、継続することが重要。
資料出所:枝伸彦講師著作いきがい講座テキスト「スポーツ活動と皮膚の健康」より引用
~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【受講生の感想・意見】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
❖ 汗をかく程度の適度な運動を今後も続けたい。“適度”の程度を心拍数で教示された事が明確で良かった。
❖ 適度な運動は皮膚バリア機能を向上させることを知りました。また運動後の発汗の放置は良くないので気を付けたいと思います。
❖ 運動と健康増進の講義は先生方から多く学びましたが、皮膚の健康については聞いたことが無かったので枝先生の解りやすい講義は大変勉強になりました。
❖ 適度な運動習慣は免疫力アップにも皮膚の健康にも効果があり、運動を続けるコツは、「楽しく、無理せず、3か月は継続する」こと等々、先生のご研究に裏付けられたご教示を忘れない様メモに書いて壁に貼っておきます。
❖ 皮膚の健康が運動と関係している、特に適度な運動と汗対応が皮膚バリア機能向上につながるとの話は参考になりました。
❖ 運動が皮膚に与える影響の研究者が少ないとのこと、枝先生の今後の研究に期待したいです。
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