第3回 「さねとうあきらと狭山の出会い~エピソードと狭山を描いた作品~」
日程: 5月8日(月)
講師: 狭山市文化団体連合会会長 横山千枝子(美衣) 様
会場: 狭山元気プラザ 大会議室
受講生: 出席26名
本日の講師横山千枝子様は、狭山市の文化団体会員約1400名からなる狭山市文化団体連合会の会長です。分団連は市民芸術祭、桜まつり、青少年文化フェスタなどを主催して、市民の文化交流を図っています。
実藤述様(さねとうあきら)は51歳の時に水野地区に転入して狭山市民になりました。豊富な雑木林に囲まれて小鳥が飛び交う自然環境に魅了されての転居でした。
横山様がさねとうあきら様に出会うきっかけは、1991年朗読劇「この子たちの夏」(木村光一原作)を市民会館で上演することになり、脚本・演出・指導をさねとう様が担当した時でした。舞台リハーサルや上演時における奇妙な体験をした際に、さねとう様の人間性や死生観を感じたと情景とともに語って頂きました。
2000年さねとう様65歳の時、「第1回狭山市民芸術祭」で上演したさねとう様の創作ページェント劇「狭山いまむかし(土・道・炎)」は狭山の歴史絵巻を独特のタッチで演出していました。10年後の芸術祭ではさねとう様創作「さやま民話風土記」を上演しています。狭山の民話満載です。
数年前、池原昭治様の発案で「狭山妖怪百選」を創作しようと意欲を示されましたが、昨年3月さねとう様は81歳で旅立たれてしましました。合掌。
なお、講義内容は講義録「語り継ぎたい狭山の魅力」としてまとめる予定です。