第12回 「梅宮神社と甘酒祭り」
日程: 11月27日(月)
講師: 梅宮神社宮司 梅田久詞様
会場: 狭山元気プラザ 大会議室
受講生: 出席23名
本日は、梅宮神社宮司梅田久詞様に、「神社とは」、「梅宮神社」、「甘酒祭り」について語って頂きました。
1.神社・神道とは
鳥居の形は様々な形式があり、梅宮神社の一の鳥居は両部鳥居、二の鳥居は明神鳥居です。鳥居を視れば神社の系統がわかるそうです。神社の鳥居は邪悪を侵入させない、参道は産道に通じるとの意味があるそうです。鳥居をくぐりことは神の領域に近づくことなので、出入の際には失礼のないように軽くお辞儀をしましょう。また、参道の中央は神様が通るところなので、一般人は少し端によって歩くことが礼儀です。そのほか神社・神道における作法を教えて頂きました。皆様はいかがでしょうか、忘れていませんか。
2.梅宮神社
梅宮神社は今から約1200年前に山城国梅津郷梅宮神社から分霊を奉祀し創建されたと伝えられています。御祭神は「ニニギノミコト」・「コノハナサクヤヒメノミコト」・「オオヤマズミノカミ」・「ヒコホホデミノミコト」、五穀豊穣・安産の神様です。創建地清陵高等学校付近にあった社殿は消失して、現在地に再建されました。明治4年に村社に、同40・44年に八坂神社など7社を境内に遷宮しています。
3.甘酒祭り
甘酒祭りは埼玉県指定民俗民俗文化財です。頭屋制とも言われる地区ごとが輪番でその年の甘酒(どぶろく)を作ります。税務署から許可を得て270リッター(一升瓶150本)を、納豆やヨーブルトなどの食事制限を受けて仕込むのです。温度を計りながらの作業ですが、出来具合に違いがあるようです。甘酒祭りは2月10日の宵宮まつり、11日は大祭です。だるま市や露店が並び西方囃子が披露されます。参拝者には甘酒が振舞われます。
なお、講義内容は講義録「語り継ぎたい狭山の魅力」としてまとめる予定です。