*開催日時 :平成28年 10月 4日(火)13:30~16:00
*場 所 :狭山元気プラザ 大会議室
*講座名 :「みんなで楽しむ国際交流講座」
*受講生 :15名 出席者 :出席 11名 欠席 4名
*第10回講座テーマ:「海外生活で学んだ異文化交流体験」
1) 海外生活で学んだ異文化交流体験~台湾での体験
~ NPO法人さやま協働ネット 代表理事 土田 博
*台湾との関り:昭和63年から3年間現地法人の責任者として高雄市に駐在。
*その後昨年から台南の遼東科技大学と交流し、今年は「狭山日台文化交流会」を立ち上げた。
*台湾で経験した異文化:
①一日の挨拶は「食」から始まる(日本は天気から)
②上司が部下に奢っても翌日お礼は言わない
③付き合いは全て本音(建て前は通用しない)
④家庭では母(主婦)が決める
⑤夫の葬儀に妻は出席しない、etc.
2)フィリピン、オーストラリア、アメリカでの通算約12年間の海外生活を通じて体験したこと
~ 奥田 紘子(現在狭山市国際交流協会会員)
*フィリピンでの体験:経済的に余裕のある家庭は仕事別に使用人を雇用する。(奥田家は7人)
*オーストラリアとアメリカの英語の違い
:発音がちがう(Today)、スペルが違う(color:colour)
:単語が違う(elevator:lift)
:名前が違う(poteto chip:french fries)
3)スリ・ランカの紹介~2000年から2001年,JAICAの仕事で1年間過ごした経験
~ 角田 栄子(現在狭山市国際交流協会会員)
*通算10年以上の海外生活の内のたった1年の滞在で最も印象に残った国:スリ・ランカの紹介
*紀元前5世紀から始まるスリランカの長い歴史は省略。
*初めはシンハラ人(仏教徒)がインドから移住し建国、その後同じくインドからタミル人(ヒンズー教)が移住。
*1972年「スリランカ共和国」として完全な独立国となった。
*その後26年間内戦状態、2009年に全土が統一国となった。
*気候は1年中28°C~29°の間で四季は無い。モンスーンは年に2回くる。
*宗教は70%が仏教徒、次いでヒンズー教、イスラム教、キリスト教の順。
*主要産業は観光、お茶(セイロン茶)、繊維、ダイヤ以外の全ての宝石(原石)。
*識字率は92.5%でアジア地域では最高。高校まで全ての学費が無償。
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講座リーダー所感:
*3人の人選を決めてから、今日までの期間、それぞれのお話の内容の詰め、確認にかなりの時間を使った結果として3人の話の内容が受講生の高い評価を得たで、苦労が報われた感じであった。
*海外旅行での体験と違い、それぞれの地域(場所)での生活体験がそれぞれの人にとって大変重みがあり、またその国(地域)を理解する上でも非常に重要なことである、と感じた。(旅行や出張で行くのと生活をするというのは全く違う体験であるということが理解できた。)
*毎回テーマも講師の違う講座を10回終了したことになるが、受講生が毎回楽しみにしてくれているのが「振り返りシート」にも表れている。