第5回 テーマ 『子どもの発達と保育』 ―0歳児・1歳児・2歳児を中心に―
講座日時 5月27(金)9:50~12;10
場 所 元気プラザ B棟 2階 大会議室
講 師 本講座の主任講師で、元明星大学教授の諏訪きぬ先生が講師を務めました。
講座が始まる前の9時50分~ の10分間は、事務連絡の時間となっています。
講座スタッフが6名いて、順番に受講生の前に立ちます。この講座スタッフは全員、パパ・ママ講座の修了生が活躍しています。
講師の紹介もスタッフが行います。
本日の講師「諏訪きぬ先生」は、NPO法人 さやま保育サポートの会代表・保育サポート研究所長 ・本講座の主任講師も担当しています。
そして、長年、大学の幼児教育の分野で研究者として、何人もの保育者の養成に携わってきた先生です。
はじめに、「保育の今」と題されて、沢山の本を紹介しながら、保育の質の低下を招いている現実の問題に対して、社会の構造的な課題を提起しました。
連日報道されているような、子育てや、保育の現場で起きている様々な問題の根っこの部分を考えさせられるご指摘でいっぱいでした。
諏訪先生が、0歳児~2歳児のそれぞれの発達上、最も強調されたこと。
明星大学で長年、培った、研究者の視点で、ミルクよりも母親の温もりを求めるサルの赤ちゃんの実験結果を引き合いに、子育てにとっての温もりの大切さを話されました。
感情の発達・自我のめばえ・自己主張の獲得などの面では、かかわり方が非常に難しく、虐待に結び付く原因にもなり得るとのことでした。