広報委員の取材日記
パパ・ママのお助け隊養成講座 平成27年6月12日
1.大事業「子育て」の教育の場へ
正直、気の進まないミッションだ! 子育てを放棄し仕事に熱中してきた身で「子育て」の支援者を育てる教室、しかも女性100%の現場取材だ…。教室は新たな年度がスタート、今回はすでに第6回目です。講師は、小田原短期大学・小沼 肇学長の「気になる子どもとその保護者に寄り添うということ」についての講義でした。
教室は予想通り男子は小沼学長と私の二人だけ、正に女性だらけ…今年の受講生は30から76歳までの22名、さらに運営スタッフ9名です。狭山元気プラザ3階の教室では狭いくらい、熱気に満ちた講座の場面でした。最後に、お願いして皆さんの集合写真を撮らせていただきました。
2.小沼 肇学長のプロフィール
始め、小田原を何時ころ出られたのですか?と質問したら、住まいは所沢です!との答えには、一気に身近な存在に。そんな具合で「なんの予備知識」も無くて取材に行ったことに猛反省、小田原短期大学のHPを調べました。確かにキャンパスはJR小田原駅の近くにあり、1957年(昭和32年)に小田原女子短期大学として創立して、即戦力となる女子育成に、注力した歴史ある学校です。
地域とのふれあいで「食育」と「子育て支援」を学ぶ!という学校方針は、まさに”今でしょう!”にピッタリの感じです。
昭和42年社会福祉学学士として卒業後は、新潟県の知的障害児施設を始めに、現場での実践を通して全国を巡り、武蔵野短期大学でも教授として7年間(1995~2002年)勤められました。その時の「ご縁」が今日の講座の講師につながっている様です。 小沼学長は、長年の実践経験から福祉に関わる「著書」を、多数だされています。
3.授業風景
講義はプロジェクターを有効に活用、それに先生の手振り身振りの動きが加わるから活気に満ちた時間でした。今日の主題は前記の通り「気になる子どもの保護者に寄り添うということ・・・子どもたちや保護者たちが求めている人とは?…」この説明に、小沼先生は「ビデオ」を流しました…ひとりの女性、耳が聞こえない障がい者ですが、同じ境遇の男性と結ばれ妊娠。生まれる子どもも障がいをもっているのでは?
と、悩み悩んで…健康な男子に恵まれる。子育てが…夜泣きが聞こえない・医者に連れて言っても先生との会話が・子の成長につれて周りの世界との会話…健常者にはなんでもない事に苦労している処に、理解ある保育士さんと巡り会いました!
こんな実話を中心に、どんな対応をしたら良いのか?と…結論へとゆくのですが、ビデオの内容には、皆さん涙・涙・涙でした。(老化している私の涙腺にも…)
4.感想
小田原市では、狭山市と同じように「おだわらTRYプラン」と名付け、街づくりに力を入れているそうです。なかでも子育ての分野は、「未来を担う子どもを育む」と題し、先導的施策として推進しているところです。(加藤 小田原市長談を引用しました)
少子高齢化の課題はどこの地域も共通であろう、高齢者のサポートセンターと同じく、子育て支援センターも方々に欲しいものです。
今日の講座を聴講させて頂いて、受講生の皆さんやスッタフの方々には、「頼もしいちから」を感じました。これに、子育てを放棄して、今は「暇だらけ」の爺じもこの様な場で、改めて子育てを一から学んで“子育ての一員”になれたら、課題に対して「一挙両得」で解決!では…考えが甘いか?
※スタッフの皆さんの健闘を期待します!