平成27年6月5日 生業(なりわい)の体験を聞く・学ぶ(畑仕事)
市民講師:町田武一郎さん
南入曽在住。元狭山市市議会議員。現在、88歳のご高齢ながら、現役で農業をつづけておられます。
今回は農家の1年間の行事、生活文化等も話してくださいました。
最初は、髙橋講師より、入曽地区の全般的な歴史(古地図を活用)、不老川のいわれ――水の乏しいこの地区独特の言い伝え――等の話がありました。
市民講師の町田さんからは、畑仕事としての「くずはき」・「さつまいも作り(苗床づくりから)」・「麦作(ビール麦)」・「陸稲(おかぼ)」・「ごぼう作り」等の話がありました。
また、現金収入として、この地区でも盛んだった養蚕(おかいこさま)の話にもふれてくださいました。
最後には、入曽地区の年中行事を1月から12月まで順序だてて、ときには身振り手振りを交えて表情豊かに話してくださいました。わたくしたち、さやまの生活文化を伝承しようとするものにとっては、ぜひとも記録に残しておきたいお話でした。
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ちょっとおもしろい話
「雨乞い神事のご神水は途中で止まらない」
水の乏しい入曽地区においては、水不足の7月ごろ、青梅の御岳山からご神水をいただきに参詣するが、
水をいただいた帰り道は、絶対、途中で止まらない。
なぜなら、途中、寄ったところに雨が降ってしまうからである。
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