第5回 ふるさとの食文化の体験 “うどん作りを体験”
写真・文責 : 受講生 鈴木 房子
12月12日(金)農村環境改善センターの調理実習室において「さやまの生活文化伝承講座」の第5回目の講座が開かれました。今回は“ふるさとの食文化の体験”がテーマで、うどん作りを体験しました。 講師は中田トシ子先生、塚原静子先生です。
写真左から 塚原静子先生、中田トシ子先生 男性もエプロン、姉さんかぶりで、張り切っています。
①小麦粉と塩を空気が入るように混ぜ、水を少しずつ加え、耳たぶくらいの硬さに丸めます。
② ①をビニール袋に入れて足で踏みます。袋の中で伸びたらたたんで踏み、これを5~6回繰り返します。生地を直径20cm位の円形にし、袋の中で2~3時間寝かせます。 (実際には20分)
昔は、子供が踏む役目でした。
④ 伸ばした生地を屏風たたみにして、包丁で2~3mm幅に切ります。同じ太さに切れません。
⑤ 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、沸騰した中にうどんを入れて7~8分ゆでます。(気温により調節する、今回は10分)
⑥ ボールに水をはり、ゆでたうどんを入れ、よく水洗いしてぬめりを取り小さな玉にしてまとめます。 ざるにあげて水を切ります。
ゆでている間に、中田トシ子先生よりこの地区での年中行事についてのお話がありました。初午の祭り、お彼岸、お月見、運動会、天王様、お雛祭り、端午の節句、七夕祭りについて、その日にどんなことか、何を食べたかを話されました。普段の仕事が大変だっただけに、祭りの日は家族や近隣総出で祝ったそうです。
今日は、付けうどんです。
ほうれん草、ねぎ を入れた付け汁の良いにおいが部屋中に・・・・ 頂きます!!
受講生の感想です。
温度により水や塩の量を加減するが、途中で室温により柔らかくなってしまったりする。
うどんを踏む仕事は子供の役目だったそうです。家族の温かい情景が浮かんできます。
うどんを麺棒で延ばすのが、均一にならず大変でした。