テーマ:入間川諏訪神社・「なすとっかえ」神事の歴史学習
狭山の民話「なすとっかえと竜神様」グループ発表
日程: 7月1日(月)13:30~15:30
講師: 狭山市文化団体連合会 前会長 横山千枝子 様
狭山の歴史ガイドの会 樋口竹子 様
会場: 狭山元気プラザ 大会議室
受講生: 出席30名
1)入間川諏訪神社と「なすとっかえ」神事の歴史背景
樋口竹子様(狭山の歴史ガイドの会)により、史実および地元に伝わる歴史的背景を解説して頂きました。
・入間川諏訪神社(入間川4-2-4)
400年以上前、戦国時代に滅んだ武田家家臣たちが入間川流域に移り住み、信濃国諏訪大社(長野県下諏訪町)を観請したと伝えられています。祭神は「タケミナカタノミコト」(武御名方命)です。神社の位置から一段下がったところは、現在整地されて駐車場になっていますが、昔の地図によると田圃であり、平成6年の地図には沼があったことがわかりました。
ハケの下には水神さんが祀られ、雨が降ったときにはわずかですが水が湧き出ています。
・「なすとっかえ」の神事
毎年8月第四土曜日と翌日の日曜日に、「なすとっかえ」の神事が取り行われています。日取りが土日になったのは近年のことです。持参したナスを神前に供え、かわりに神社のナスを頂くと、夏の疫病に霊験あらたかであると伝えられています。現在では、ナスを持参せず、お賽銭をあげてナス3本を頂くようです。
こども神輿が3基あり、かつては上諏訪自治会の広い区域をまわっていたようですが、今は担ぎ手となる子供が少なく、2基の神輿が狭い区域を大人が手伝って巡行しています。
かつては、8月最後の狭山の夏祭りでにぎわい、相撲大会も行われていたようですが、神事の継承は大変です。
2)狭山の民話「なすとっかえと竜神さま」(池原昭治採話)
本日は、4回練習してきた「なすとっかえと竜神さま」の発表披露の日です。入間川諏訪神社で本殿前で発表したかったのですが、諸般の事情でいつも通り元気プラザ大会議室が会場となりました。発表は4班、5班、1班、2班、3班の順番でした。
本日は狭山の歴史ガイドの会皆さん5名が耳を傾けており、緊張した中で始まりましたが無事に語り継ぐことができました。
受講生からは「緊張が楽しかった」との意見が聞かれました。次の発表が楽しみです。お疲れさまでした。