第13回 「メディアが発する狭山の価値」
日程: 12月11日(月)
講師: 日本出版学会元理事 木下 修 様
会場: 狭山元気プラザ 大会議室
受講生: 出席24名
本日は、本講座の講義録『語り継ぎたい狭山の魅力」の監修を担当して頂いている元日本出版学会理事木下修様に、「メヂアが発する狭山の価値」について語って頂きました。
1.メディアと現代社会
総務省やNHKの報告書によると、年齢層によって情報に接するメディアに違いがあり、若者世代は書籍・新聞などからSNSに移行しているとのことです。このことは日常生活から感じていることで、ネット環境の活用は無視できません。しかし、事実確認を怠った情報や諸作者の権利を侵す危惧を感じておられます。
2.メディアが発する「狭山」
2.1狭山市内の機関が発する狭山
「内なる」部署として、狭山市役所総務課や広報課、教育委員会、博物館、図書館、さやま市民大学、観光協会、狭山ケーブルテレビが発する「狭山」情報を調査し、狭山市の広報誌「広報さやま」以外にSNSを活用した映像発信に対して積極的であり、その内容も前向きであると評価されました。
2.2メディアが発信する狭山
「外なる」機関が発する狭山として、辞典・事書、雑誌・新聞、テレビ・ラジオ、などを調査され、最近テレビや映画のロケ地となっていることや「狭山」の地名としての露出度を分析し語って頂きました。
3.外部評価による「狭山の価値」
全国を対象にした「住み良さ」・「住みたい」・「ブランドランキング」などの「意識調査」を情報誌から調査し、「狭山」にとって厳しい現実を語って頂きました。
「住みよさランキング」(都市データパック2017、東洋経済)によると、全国都市814市区町村の総合1位は印西市(千葉県)でした。狭山市と近隣3市(川越市、所沢市、入間市)はお互いに僅差ですが、狭山市は下位との結果でした。
調査手法や対象者などがまちまちのデータですが、それらデータから強みと弱み分析し、戦略を練り、市民にとってより住みやすい狭山市に向けて、狭山ブランド・狭山プライドづくりが必要ではないかとまとめられました。
なお、講義内容は講義録「語り継ぎたい狭山の魅力」としてまとめる予定です。