狭山市民として日々生活していても、狭山の歴史、自然、文化・産業・社会・技術・民話・祭り・イベントなど知らないことは沢山あります。講師の先生方にはそれぞれのテーマについて詳しく熱く語って頂き、講座スタッフが文字起こしと編集を担当しています。
第5巻は7篇から構成されています。
1.「智光山公園の秘めた魅力」(白田夏子氏・狭山市都市緑化公園緑相談員)では、智光山公園の歴史・沿革、恵まれた自然環境における四季折々の景観、公園の魅力づくりなどについて詳しくまとめています。
2.「不老川の再生大作戦」(不老川をきれいにする会)では、1983年「日本一汚い川」との汚名を払拭するために結成された会が行政と市民と組んで始め今なお続く清掃活動についてまとめています。
3.「入曽の獅子舞にみる文化的魅力」(入曽の獅子舞保存会)では、獅子舞の歴史的背景、埼玉県指定無形民俗文化財としての価値、金剛院と入間野神社で演じている舞の特徴についてまとめています。
4.「八幡神社の歴史的価値」(指田套一氏・八幡神社鹿子舞保存会元会長)では、旧入間川村の総鎮守であったことや新田義貞が先勝祈願したこと、鹿子舞の由来と伝承のご苦労ついてまとめています。
5.「さねとうあきらと狭山」(横山千枝子氏・狭山市文化団体連合会前会長)では、児童文学作家であったさねとうあきらが狭山市に移り住んで、狭山の自然に魅了され、狭山は民話の宝庫と知り、市民芸術祭では創作劇に仕立てたことなどをまとめています。
6.「清水冠者義高物語」(吉岡勇三氏、狭山まちづくリストの会副会長)では、清水八幡神社に祀られている清水冠者義高と許嫁大姫との悲恋、父親木曽義仲の悲運、イベント「義高の鯉のぼり」・「義高ウォーク」・「『義仲・巴』広域連携」への参加で、街おこしを訴えています。
7.「日本の祭事と食文化」(土田丹智子氏、料理研究家)では、忘れられている日本食の作法、「陰陽」や「五行」の食文化、二十四節気や五節句における伝統ある行事食などについてまとめています。
本書が、狭山市民の共有財産となって、郷土さやまへの愛着を深め、狭山に誇りをもてる一助になることを願っています。
取扱窓口は狭山市民大学事務局ですが、書店にも取扱っております。。