第10回 「工業団地から見える狭山の未来」
日程: 9月25日(月)
講師: 川越狭山工業会会長 石田嵩様
会場: 狭山元気プラザ 大会議室
受講生: 出席23名
本日は、狭山経済を牽引する川越狭山工業会の会長石田嵩様に企業活動と社会貢献の側面から狭山を語って頂きました。山梨県出身の石田様は20代で起業し、新狭山を拠点に株式会社ユースの社長とし、また工業会の会長や新狭山ロータリークラブの会長として社会貢献をされています。
今から約50年前、昭和39年に工業団地が完成した当時は、日本一の工業団地として活気に満ち溢れていたそうです。昭和60年頃バブルの崩壊とともに、企業の海外移転が続き、事業所数や工業製品出荷額などが大幅に縮小してしまいました。最近、圏央道が整備されて交通環境が良くなってくると物量業界が進出してきますが、この業態の雇用環境や地域経済への貢献度に疑問があると語っておられます。狭山市の将来は工業都市?物量都市?どちらを選択するのか、そんな問いかけがを受けましか。
そんな状況にあっても、社会貢献や地域奉仕の崇高な心は高く、環境活動や地域防犯など地元に密着した活動に精力的に取り組まれています。「成り行き」や「慣例」からの脱却、『挑戦しよう』と提案を受けました。近隣市町村との連携した取り組みが必要と感じました。
なお、講義内容は講義録「語り継ぎたい狭山の魅力」としてまとめる予定です。